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内容説明
絶大な人気を誇り、歌舞伎・文楽の定番でもある『仮名手本忠臣蔵』。一方で事件の歴史研究は、虚構の物語を覆し元禄社会を解明した。史実と物語の関係を幅広い文化から読み解き、忠臣蔵人気を支える日本人の心情に迫る。
目次
仮名手本忠臣蔵とその時代(寛延元年、大坂道頓堀;赤穂事件から『仮名手本忠臣蔵』まで;元禄時代について;「忠臣蔵文化」の諸相と「忠臣蔵」の魅力)
1 仮名手本忠臣蔵と史実の周辺(元禄時代と赤穂事件の史実;赤穂事件と「忠臣蔵」における武士道;仮名手本忠臣蔵の作者たち)
2 仮名手本忠臣蔵の史実と虚構―各段を読む(大序から四段目まで(塩冶判官切腹までの経緯)
五段目・六段目を中心に(お軽・勘平の物語)
七段目(一力茶屋の由良之助とお軽・平右衛門)
八段目・九段目を中心に(本蔵一家の悲劇)
十段目・十一段目(天河屋義平・討入り))
3 仮名手本忠臣蔵と大衆文化(忠臣蔵と舌耕文芸;南北・黙阿弥の『忠臣蔵』とその時代;忠臣蔵の近代―「実録」と「外伝」の命運;忠臣蔵の浮世絵)
著者等紹介
服部幸雄[ハットリユキオ]
1932年愛知県に生まれる。1955年名古屋大学文学部卒業。国立劇場芸能調査室主任専門員、千葉大学教授、日本女子大学教授を歴任。2007年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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