歴史と古典
仮名手本忠臣蔵を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642071529
  • NDC分類 912.5
  • Cコード C1321

内容説明

絶大な人気を誇り、歌舞伎・文楽の定番でもある『仮名手本忠臣蔵』。一方で事件の歴史研究は、虚構の物語を覆し元禄社会を解明した。史実と物語の関係を幅広い文化から読み解き、忠臣蔵人気を支える日本人の心情に迫る。

目次

仮名手本忠臣蔵とその時代(寛延元年、大坂道頓堀;赤穂事件から『仮名手本忠臣蔵』まで;元禄時代について;「忠臣蔵文化」の諸相と「忠臣蔵」の魅力)
1 仮名手本忠臣蔵と史実の周辺(元禄時代と赤穂事件の史実;赤穂事件と「忠臣蔵」における武士道;仮名手本忠臣蔵の作者たち)
2 仮名手本忠臣蔵の史実と虚構―各段を読む(大序から四段目まで(塩冶判官切腹までの経緯)
五段目・六段目を中心に(お軽・勘平の物語)
七段目(一力茶屋の由良之助とお軽・平右衛門)
八段目・九段目を中心に(本蔵一家の悲劇)
十段目・十一段目(天河屋義平・討入り))
3 仮名手本忠臣蔵と大衆文化(忠臣蔵と舌耕文芸;南北・黙阿弥の『忠臣蔵』とその時代;忠臣蔵の近代―「実録」と「外伝」の命運;忠臣蔵の浮世絵)

著者等紹介

服部幸雄[ハットリユキオ]
1932年愛知県に生まれる。1955年名古屋大学文学部卒業。国立劇場芸能調査室主任専門員、千葉大学教授、日本女子大学教授を歴任。2007年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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果てなき冒険たまこ

1
仮名手本忠臣蔵のストーリーを追いかけるのかと思いきや、一般的にいう忠臣蔵と史実としての赤穂騒動と太平記をベースにした仮名手本忠臣蔵を比較検討しながら深めていこうという本。これは面白い。途中冗長な個所もあったけど最後までワクワクして読み進めたよ。以前は年末になるとTVでこぞって忠臣蔵を放送してたけど今は絶滅危惧種的なところがあるしな。今度映画で新作が出るらしいけどちょっと見ただけでもこりゃだめだと思うほど時代劇の劣化は止まらないねぇ。残念。2024/01/08

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