内容説明
江戸時代中期、厳しい修行の一方で禅の民衆化に努め、臨済禅中興の祖といわれる白隠慧鶴。その生涯と研鑽の過程を辿り、形成された思想を解明。また、独創的な絵画や墨跡の描かれた意図を読み説き、その魅力に迫る。
目次
白隠が白隠になるまで
白隠の禅(禅の真実性の追求;孤危嶮峻と世俗性;禅と学問との間;禅と念仏;坐禅和讃のこと)
白隠の芸術(禅を画く;達磨図;臨済・大燈の画像;自画像;戯画の中の禅;逸格の書;再説・白隠の書画)
最晩年の白隠
著者等紹介
古田紹欽[フルタショウキン]
1911年岐阜県山県郡伊自良村に生まれる。1936年東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。北海道大学教授、日本大学教授、日本宗教学会・日本仏教学会・日本印度学仏教学会各理事を歴任。1966年財団法人松ヶ岡文庫長。2001年示寂(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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