出版社内容情報
戊辰戦争から日清・日露戦争などを経る中、天皇は大元帥に、皇族は軍人となった。天皇制軍隊の創設にどう貢献をしてきたのかを解明。
内容説明
戊辰戦争から日清・日露戦争などを経る中、天皇は大元帥に、その血族である皇族は軍人となった。軍人としての天皇や皇族、華族軍人や朝鮮王公族の動向を追い、天皇制軍隊の創設にどう貢献をしてきたのかを解明する。
目次
国民が戦場に向かうアイデンティティとは―プロローグ
宮廷と武家(朝廷の幕末;「宮さん宮さん」;公家たちの戊辰戦争;大元帥・天皇の誕生)
ノブレス・オブリージュ(軍事化する宮廷;騒擾と鎮圧;軍事化する皇族;はかどらない華族の軍人化)
日清・日露戦争と宮廷(戦争と皇室;出征する皇族軍人たち;后妃と戦争;軍人の華族化)
大日本帝国の完成と次世代への負担―エピローグ
著者等紹介
小田部雄次[オタベユウジ]
1952年、東京都台東区に生まれる。1985年、立教大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、静岡福祉大学社会福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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