歴史文化ライブラリー<br> 古代の女性官僚―女官の出世・結婚・引退

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古代の女性官僚―女官の出世・結婚・引退

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642057905
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0320

内容説明

日本古代の宮廷で活躍した女官=女性官僚とは、いかなる人びとだったのか。出仕のルートや日常業務、出世や俸給、結婚や引退、死に至るまでのライフコースを辿り、天皇の政務と日常生活を支えた女性の生き方を描く。

目次

都にのぼった女官―プロローグ
女官への道
女官の仕事
女官の勤務評定と出世
女官の経済
女官の生活と結婚
女官の引退と死
古代女官の素顔―エピローグ

著者等紹介

伊集院葉子[イジュウインヨウコ]
1959年、岩手県に生まれる。1984年、千葉大学教育学部卒業。2012年、専修大学大学院文学研究科歴史学専攻博士課程修了、博士(歴史学)。現在、川村学園女子大学・専修大学等非常勤講師(日本古代史専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

45
奈良時代の女性官僚について、どのように登用され、どのような仕事をしていたのかについて書かれた本です。中央豪族はそれぞれの「氏」代表として、地方豪族からは采女として登用され、男性官僚と協力しながら、それぞれの能力に応じて出世していく様子は読みごたえがあります。男性官僚とは異なり蔭位がなく、地方豪族出身者には出世の上限のようなものはありますが、位田を支給されて農業経営をしたり、結婚していても夫とは別の家政機関を持つなど日本独自のしくみが存在していたことがよくわかります。女官への偏見と誤解を解くのに最適です。2018/11/22

びっぐすとん

18
図書館本。元々ポストは少ないし、男性にはあるのに女性にはない待遇もあるが、それでも同じ仕事なら等しく評価されていたこと、寿退社やマタハラはなく体力が続けば80迄働ける!とは今より公平だと思う。王族やトップ貴族の奥方も働き、夫婦揃って出世を目指したりしていて奈良朝はある意味すすんでた。平安時代、女官のイメージはガタンと下がるが、清少納言が上の女房に憧れたのも、正社員に憧れる派遣社員みたいな気持ちだったのかも。女が一人で生きていくのは今も昔も大変だから。奈良時代の人名が難しいな。命名法も気になってきた。2019/11/26

18
奈良時代には女性が夫や父から独立し天皇の政務を支えていたと知って驚いた。恵美押勝も高位の女官だった奥方が亡くなった直後に、乱を起こし、あのような結果に終わったらしい。奥様が娘さんたちの末路を見なくて済んでよかったと思ってしまった。確かに奈良時代って女帝やおなごによって失政する帝が多いよなあと納得。帝に女が多ければ、官僚にも女が多くなるのかも。色々な逸話も後から敗者を貶めるために話を大きくされたのかもなあと思った。というか、そうだといいなと思った。2015/12/28

はちめ

15
資料の少ない時代ではあるが、丁寧に事例を整理してある。紫式部や清少納言のような后に仕える仕事だけではなく、実務官僚として活躍した女性がたくさんいたことに驚かされる。資料の関係で主に8世紀、9世紀の事例が多いが、7世紀以前においても官僚制度はできていないが、実務的な役割を果たした女性はいたのではないだろうか。中国と違い女性天皇を排出した背景には、政治や行政の場において女性が一定の役割を果たしているという事実があったのではないか。☆☆☆☆2020/08/16

紫草

11
日本の古代の女官は、天皇の側妾候補などではなく、ちゃんと仕事をして自分の収入や財産を持っていた。 女官については史料も少ないようだが、筆者はそれを丹念に拾い集めて考察している。 藤原仲麻呂の妻袁比良(おひら)は後宮のとても偉い人だったらしく、この妻の死が仲麻呂失墜の一因だったという説があるというのは驚いた。女官の政治への影響力など今までまったく知らず、考えたこともなかったのでおもしろかった。 夫が権力者だからではなく、夫と無関係に自分の仕事で出世して行った女官がたくさんいたのだ。ちょっとうれしい。2021/10/20

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