内容説明
幕末以降本格的に伝わった西洋料理により、人々の日常食は大きく変化した。移り変わる「食」をひも解きつつ、肉類などの食材を和風に応用した独自の料理と技術が広まる様子を描き、日本の家庭料理の豊かさを再発見する。
目次
日々の食卓重視へ―プロローグ
新しい料理への目覚め(西洋料理に出会う;明治期の日常食)
料理教室・料理学校の誕生と発展(料理教室を開いた外国人;庖丁人による料理学校;多様な料理学校の開設と発展)
女学校の調理教育(明治初期の調理教育;高等女学校における調理教育;補習学校における調理教育)
料理書と雑誌による料理のひろがり(家庭向け料理書の刊行と特徴;料理雑誌・婦人雑誌の料理記事;料理講義録による通信教育)
家庭料理はどう変わったか―エピローグ
著者等紹介
江原絢子[エハラアヤコ]
1943年島根県に生まれる。1966年お茶の水女子大学家政学部食物学科を卒業。東京家政学院大学家政学部教授を経て、同大学名誉教授、博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件