内容説明
明治政府が推し進めた文明開化政策。華やかさの一方、入墨・混浴などを禁止した違式〓(かい)違条例が施行された。風俗統制は、日本社会に何をもたらしたのか。実態を探り、日本人の文明観に影響を与えた文明開化を問い直す。
目次
明治初期の風俗統制―プロローグ
文明開化とは何か
違式〓(かい)違条例
風俗統制の浸透
北海道における風俗統制とアイヌ
文明化によって失われたもの―エピローグ
著者等紹介
百瀬響[モモセヒビキ]
1963年、北海道に生まれる。1995年、立教大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、北海道教育大学札幌校准教授(文化人類学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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