内容説明
刑法をはじめて学ぶ方へ!最初に学ぶべきポイントを要領よくおさえ、わかりやすく解説した入門書。基本的な説明のほか、「もう少し詳しく」のコーナーでは、歴史を遡ったり、専門的な論点を少し覗いてみる。また、「ちょっと寄り道」では、聞いたことのある事件を取り上げて考えてみる。自動車運転死傷行為処罰法の制定を機に、全体の見直しも行った最新版。
目次
第1章 刑法の歴史と基本原則
第2章 犯罪の一般的な成立要件
第3章 個人に対する罪
第4章 公共に対する罪
第5章 国家に対する罪
第6章 刑罰と刑の量定
著者等紹介
浅田和茂[アサダカズシゲ]
1946年生まれ。1969年京都大学法学部卒業。1971年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、立命館大学大学院法務研究科教授
内田博文[ウチダヒロフミ]
1946年生まれ。1969年京都大学法学部卒業。1971年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、神戸学院大学大学院実務法学研究科教授
上田寛[ウエダカン]
1947年生まれ。1970年京都大学法学部卒業。1974年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、立命館大学名誉教授
松宮孝明[マツミヤタカアキ]
1958年生まれ。1980年京都大学法学部卒業。1985年京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、立命館大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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miyatatsu
4
これまで刑法について学んだことがなかったので非常に新鮮で面白かったです。2019/03/09
kenitirokikuti
2
この第3版補訂は2016.4。日本の刑法典は治安立法の制定がその全面改正をリードする。現行の明治40年刑法は、日本国憲法に近づける改正はなされていない。犯罪は自由意志によるものではなく、行為者の素質と環境から生ずる必然的現象とみる傾向がある▲「ポスト・モダンの刑法理論」とは。国民の処罰要求を優先する。犯罪は社会の病気でなく個人の病気である。そして、それらは国際的な非難を受けるが、国民の規範意識として正当化を図る。2016/09/25