内容説明
二十世紀後半以降に急速に進んだ、「グローバリゼーション」と呼ばれる地球的規模の相互依存。今や国内領域と国外領域、政治と経済と文化を、切り離して論ずることはできない。中世と近代の社会的要素が混在した十七世紀の社会と、多くの類似点をもつ現代社会が形成する、入れ子状のネットワークと、その境界のゆらぎが生み出す新たな社会の可能性を、近代以降の歴史の中で問い直す。
目次
序章 社会の地殻変動としてのグローバリゼーション
第1章 主権国家とウェストファリア体制の誕生
第2章 国際化とその前史
第3章 国際化から超国際化へ
第4章 機能分化の変容
第5章 グローバル社会の構造と理論
終章 グローバリゼーションの行方
著者等紹介
正村俊之[マサムラトシユキ]
1953年、東京都に生まれる。1983年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。関西学院大学社会学部助教授を経て、東北大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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