内容説明
社会福祉の研究はこんなにも多様で奥深い。これから研究を始める人、論文を書く人に向けたガイドブック。貧困、ひきこもり、自殺、被災地などの個別テーマごとに、基礎的な理論や実践、最新の研究動向を４ページでコンパクトに解説。
目次
第１部 価値（社会的ニード―個人と社会を媒介するもの；ポストモダンにおける福祉―再帰性の高まった社会における問題のとらえ方；福祉の規範理論―ケアとコントロールの両義性 ほか）
第２部 対象（社会的孤立―孤立防止のための「つながり」の構築；ひきこもりの現象と援助―孤立と社会参加の困難を手にする若者への支援；子どもの貧困・若者の貧困―公正な社会をつくるために ほか）
第３部 方法（地域を基盤としたソーシャルワーク―個と地域の一体的支援；自己決定支援―支援つき意思決定の可能性；権利擁護―権利擁護とソーシャルワーク ほか）
著者等紹介
岩崎晋也［イワサキシンヤ］
法政大学現代福祉学部教授
岩間伸之［イワマノブユキ］
大阪市立大学生活科学部教授
原田正樹［ハラダマサキ］
日本福祉大学社会福祉学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
27
高野和良教授の過疎地域（中山間地域・限界集落）過疎地域の生活支援と地域再生（１２８－１３１頁）。高齢化と人口減少で集落消滅すら現実のものになる。過疎とは短期に人口急減、生活課題が生起している状態。’１３年で過疎市町村数は７７５。国土面積の５７．２％。過疎市町村人口は全人口の８．１％（’０５年）の一方、多面的機能（国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な環境の形成、文化の伝承等）を担い、地理、農業条件の不利な地域＝中山間地域（食料・農業・農村基本法第３５条）とし、国による直接支払制度、総合振興対策2015/07/21
ゆう。
21
大学で社会福祉を学び卒論を書こうとしている人や大学院修士課程で修士論文を書こうとしている人を対象に、社会福祉に関するキーワードごとに基礎的な理論や実践、研究動向をコンパクトに解説した本です。全52のキーワードで第Ⅰ部「価値」第Ⅱ部「対象」第Ⅲ部「方法」で構成されています。幅広い論者によって述べられているため、統一性については弱いところがあると思いますが、それでも学ぶことが多かったです。入門書としても良いと思います。2016/02/02
