内容説明
民法の重要テーマを素材とした23の事例と解説を収録。練られた事例と充実の解説には、民法を考え抜く素材と手掛かりが満載。単行本化にあたり、解説の前にチェックポイント欄を追加。また、巻末に民法典の体系と各事例で取り上げた論点との対応表を掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chuo_rapid_201
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学部のときに試してみましたが,難しすぎて1問で挫折しました。司法試験の直前期になってもう1度試してみて,なんとか読み切りました。どのテーマも有名論点を扱うものですが,論パや判例の規範を貼り付けただけではうまく処理できない問題を扱うものが多く,議論の内容は相当高度ですし,そんな解釈の仕方があるのかあと感動して涙が止まらなくなることもしばしばあります。涙が枯れました。とはいえ,こと司法試験においては,ここまで高度な議論は要求されていないのではないかと思ったりしました。基礎固めが重要だと認識させられた一冊です。2019/04/18