内容説明
バブル崩壊、世界金融危機、増え続ける財政赤字…先行きの見えない中にも、一人ひとりが「豊かさ」を実感できる経済社会を築いていくには―。定説を鵜呑みにすることなく、統計データと向き合い、理論と現実とのずれを丁寧に埋め合わせる作業からこそ、「望ましい経済の姿」が見えてくる。知的マインドを培う、好評の決定版テキスト。
目次
第1部 マクロ経済の計測(第1部のねらい―われわれはどのようにマクロ経済を理解するのであろうか?;国民経済計算の考え方・使い方 ほか)
第2部 マクロ経済学の基本モデル(第2部のねらい―マクロ経済モデルの基本的な考え方;閉鎖経済の短期モデルの展開 ほか)
第3部 経済政策とマクロ経済学(安定化政策;財政の長期的課題 ほか)
第4部 マクロ経済モデルのミクロ的基礎づけ(第4部のねらい―なぜマクロ経済モデルにミクロ的基礎が必要なのか?;金融市場と貨幣市場―将来の経済が反映される“場” ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田舎暮らしの渡り鳥
5
いかん、マクロ・ミクロほんと苦手。数学が苦手だからな。数式のところは飛ばしてしまった。他のテキストにしよう。2019/10/31
まるさ
5
素晴らしい本。経済統計の作成の解説からスタートして、従来のマクロ経済学の理論や金融理論、ミクロ経済学の基礎づけまでカバーしている。データの解析から模型を構築したり、ミクロ的な基礎付けから理論を精緻化を行ってることから、経済学に対して数学というよりも物理学に近い印象を抱いた。図書館で借りて目を通す程度になってしまったが、返却後すぐに書店で購入して腰を据えてじっくり取り組んでみたい。2016/08/24
Ra
3
線を引きながら通読。一周目なので数式部分は目で簡単になぞる程度に留めたが、実証、政策、理論の総合的解説に優れた良書と思う。2017/12/13