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社会心理学

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  • サイズ A5判/ページ数 480p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641053755
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C1311

内容説明

私たちが日常直面する、現代の幅広い社会的事象や問題に対し、構造的な洞察力を養うための、決定版テキスト。社会という多層的制約の中に生きる人間の心の仕組み・ダイナミズムを解読する。

目次

人の心は社会とどうつながりあうのか
第1部 社会的認知・自己と他者(人や社会をとらえる心の仕組み;感じたことの影響過程 ほか)
第2部 社会関係から集団・ネットワークへ(対人関係;集団の中の個人 ほか)
第3部 社会、組織、文化の中の個人(マスメディアとインターネット;参加と信頼 ほか)

著者等紹介

池田謙一[イケダケンイチ]
1978年、東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。1982年、東京大学大学院社会学研究科社会心理学専門課程博士課程中途退学。1995年、博士(社会心理学)(東京大学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授

唐沢穣[カラサワミノル]
1981年、京都大学文学部心理学専攻卒業。1986年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1991年、カリフォルニア大学ロサンジェルズ校心理学部大学院博士課程修了、Ph.D.。現在、名古屋大学大学院環境学研究科心理学講座教授

工藤恵理子[クドウエリコ]
1986年、東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。1991年、東京大学大学院社会学研究科社会心理学専門課程博士課程単位取得満期退学。現在、東京女子大学現代教養学部教授

村本由紀子[ムラモトユキコ]
1988年、東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。1999年、東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻博士課程修了、博士(社会心理学)。現在、横浜国立大学大学院国際社会立科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海星梨

4
社会心理学テキスト。一日二章の日課で読み進めていたら三部で集中力が切れたのか途端に面白くなくなった。実験を主体に押さえておくべきことを明確に述べているという印象。2019/06/20

ゆき

3
概論書。社会心理学がどのような事に取り組んでいるかが把握できる。バイアスや集団心理など理解していれば客観的な判断をするのに役に立つだろう。予想していたけれど社会学・心理学・経営学・経済学とかぶる内容が多い。11章から15章の文章はいささか主観的に感じた。個人的に一番気になったのは論説を引用した際の表記方法。教養として知っているべき昔の著名な学者なら良いのだが、最近の学者の論説を名字のみで(金 2003)と書かれても誰のことだかわからない。巻末に一覧があるが教科書としては不親切。2016/03/02

shin

3
社会心理学の俯瞰像を最近の研究テーマも含めて提示してくれるので、ざっくりと学問分野をつかむにはうってつけ。個人的には、人は自分がそう思わなくても、意思決定の過程でどうしてもバイアスが働いてしまうということがわかったことが収穫だった。2012/02/10

新橋九段

2
社会心理学の知見を幅広く紹介してある良著。ただ後半は組織論やコミュニケーションに偏っており、それは社会心理学一般をカバーできているのか疑問が。2016/03/11

Makoto Murata

2
行動観察から導かれる推論や施策では、科学的な論拠に基づくべきという話から社会心理学について読んだ。入門とはいえ科学的な理解を得るためにはこれ位の情報量が欲しい(雑学本レベルではわからない)。普段の心の動きや意志決定に無意識でいながら、環境・文化といった直接的・間接的な影響や、思考のパターンといったものに反映されていることに気づかされる。異文化に対する考え・受容性を広げるにも参考になると思う。研究の参照例を見ていくと、EQや、マーケティング、組織論にも関わるもの共通しているのが興味深い。2013/10/24

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