音楽の不思議を解く―音楽はどう生まれ、発展してきたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784636856972
  • NDC分類 760
  • Cコード C0073

内容説明

職業作曲家として、あらゆるスタイルで音楽を作り・眺めてきた著者が、他分野との関連の中から音楽の本質を描き出したハイブリッド音楽論。

目次

第1章 音楽の成り立ちの不思議(「音楽」は明治から始まった?―日本音楽の断絶;「music」の語源を探る ほか)
第2章 日本人と音楽の不思議(西洋音楽は日本にどうやって入ってきたのか?;日本人の音感?―日本人はノイズがお好き ほか)
第3章 和音と音律の不思議(和音(ハーモニー)はどうやって生まれたのか
音律と標準ピッチ ほか)
第4章 楽典の疑問(五線;なぜ「ド」でなく「ラ」が「A」になったのか―ねじれて伝わった古代 ほか)
第5章 音楽ジャンル別の不思議(古典派とはなにか;交響曲はそんなに格が高いのか? ほか)

著者等紹介

坂口博樹[サカグチヒロキ]
1953年東京生まれ。十代でロックやジャズを経験後、二十歳のとき音大受験を決意。日本大学芸術学部音楽学科作曲コース在学中に映像音楽などの仕事を始め、そのまま職業作曲家となる。アヴァンギャルド、クラシック、ジャズ、ロック、ワールドミュージックなど、すべての音楽ジャンルを乗り越えハイブリッドに活動する。元ヤマハ音楽院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

40
☆4。う~ん。細かいネタの部分は問題ない。純邦楽及び日本の音楽について詳しく書いているのは好感が持てたが、色々詰め込みすぎ、また散らかったような、うまく整理出来ていないようだ。特に第5章が良くない。いきなりモダンジャズやリバプール・サウンド、ヒップホップを持ってきたのはかなり唐突な印象を受けたし、説明もいまいち深みが無い。どうせなら真ん中の第3章と第4章だけで(ここがこの本の肝のようだ)本を成立させた方が良かったと思う。ここの部分は力作といえて、好感が持てる。よって加点。2019/12/07

vinlandmbit

14
全体的に意外と触れる事の少ない音楽の諸々を解説。特にピタゴラス音律のくだりは興味深かったです。2015/03/15

yyhhyy

1
個々の論証が厳密かどうかは分からないけど、音階の歴史や何故日本でベートーヴェンが有名なのかとか、対局的な視点が得られる2011/03/21

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