出版社内容情報
高校の日本史を卒業し、本格的に歴史を学ぶためのテキスト(全4巻)。さまざまな素材を駆使して時代を探り、どのように歴史像をつむぐのか、その醍醐味にふれる。「4近代」は、開国から高度成長までを扱う。世界の中で日本がどのように近代化をめざしてきたのか、時代背景を再検討しながら解明する。
Ⅰ部 近代化と国際化
1章 開港の不平等条約――欧米外圧の再検討…小風秀雅
2章 交通革命と東アジア――香港・上海・横浜・長崎…小風秀雅
3章 対日外交の担い手たち――英仏外交官と情報収集…吉良芳恵
4章 天皇の外交と国際認識――1868~94年…ジョン・ブリーン
5章 アジアの国際秩序と日本――琉球と挑戦をめぐって…小風秀雅
Ⅱ部 帝国国家の成立
6章 条約改正と万国対峙…小風秀雅
7章 憲法配布と近代国家の確立…小風秀雅
8章 日清戦争と20世紀の世界秩序…小風秀雅
9章 日露戦争前後の日本外交…千葉 功
10章 「帝国」日本の植民地政策…千葉 功
Ⅲ部 デモクラシーと国際協調
11章 大正デモクラシーと第一次世界大戦…李武嘉也
12章 対中政策の破綻と国際協調の受容…千葉 功
13章 ワシントン体制と日米対立の予感…李武嘉也
14章 経済外交の展開…本宮一男
15章 昭和初期の経済政策論争…李武嘉也
Ⅳ部 戦時から戦後へ
16章 「満州国」…李武嘉也
17章 近衛文麿と昭和の戦争…李武嘉也
18章 戦争と日本経済――国家総動員・復興・朝鮮特需…小風秀雅
19章 転換点としての安保闘争…李武嘉也
20章 高度成長――経済大国への道…小風秀雅
目次
1部 近代化と国際化(開港と不平等条約―欧米外圧の再検討;交通革命と東アジア―香港・上海・横浜・長崎 ほか)
2部 帝国国家の成立(条約改正と万国対峙;憲法発布と近代国家の確立 ほか)
3部 デモクラシーと国際協調(大正デモクラシーと第一次世界大戦;対中政策の破綻と国際協調の受容 ほか)
4部 戦時から戦後へ(「満州国」;近衛文麿と昭和の戦争 ほか)
著者等紹介
小風秀雅[コカゼヒデマサ]
1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学、博士(文学)。現在、お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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