出版社内容情報
十巻(十表)の後半部分を収める
諸種の年表を集めたもの。王朝、春秋時代以前の諸侯、戦国時代の七国、漢代の諸侯・王族・重臣など、十巻に分類して複雑に入り組んだ関係が俯瞰できるものとなっている。本巻では、十巻(十表)の後半部分、五巻(高祖功臣侯者年表第六/惠景?侯者年表第七/建元以來侯者年表第八/建元已來王子侯者年表第九/漢興以來將相名臣年表第十)を収める。解説・索引付き。
目次
第六 高祖功臣侯者年表
第七 恵景間侯者年表
第八 建元以来侯者年表
第九 建元已来王子年表
第十 漢興以来将相名臣年表
目次
高祖功臣侯者年表第六
惠景間侯者年表第七
建元以來侯者年表第八
建元已來王子侯者年表第九
漢興以來將相名臣年表第十
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かごむし
21
上巻は各王朝や各国の変遷を時系列で追ったが、下巻は主に、漢代以降に侯となった人たちや、その任命された国の変遷を追う。漢代以降に任命された侯など、ほとんど名前を聞いたこともないし、記憶にとどめておくほどのエピソードも、重要性もない。しかし、名もなき(侯なので、名はあるのですが)人たちの事跡を丹念に追いかけることで、その時代の時代相のようなものが見えてくるようで不思議であった。徐々に力をつける中央朝廷が、元々功労があって任命された侯を圧迫し、ささいな罪状で領地を剥ぎ取る様子が、それが政治とはいえ、切なかった。2016/04/18
ゆうきなかもと
12
読了 上巻と違い、大物が少ない年表のため、最初はつまらんと思って読んでいたが、途中からだんだんリズムがつかめて面白くなってきた。 皇族や実績を上げた者にバンバン土地を上げては、やがて何らかの理由で取り上げるの無限ループ。 古代から中世の日本と比べると、日本は取り上げるという機能が弱いな。 それだけ前漢初期の皇帝権力が強いということヵ。2017/10/29