出版社内容情報
そもそも家族政策とは何か。なぜ国家が家族に干渉するのか、など様々な議論が噴出し、家族政策それ自体がタブー視されているような現状を打破すべく、本書では、家族政策を「人が生きることを支える政策」として捉え直し、他のアクターの適切な支えを得て「家族をひらく家族政策」を提案する。ケア政策、時間政策を中心としつつ、女性の貧困、移民やLGBT、生殖医療など、最も現代的な家族の課題への提言を試みる。
目次
家族をひらく家族政策
第1部 家族政策の今をつかむ5つのフレーム(子育て支援―社会が共同して負担すべきものは何か;超高齢・人口減少社会―いま問われているのは新たな社会設計・社会構想である;ワーク・ライフ・バランス―子育て期の家族生活の観点から;女性の貧困―家族を単位とした政策が生む問題;親密圏―親密圏からの子どもの退出とケアの保障を考える)
第2部 家族政策のこれからを読み解く12のイシュー(子ども虐待とメンタルヘルス問題のある親―包括的ネットワークによる生活支援;DV・子ども虐待加害者の脱暴力化支援―親密な関係性における暴力への介入;親に育てられない子どもたち―要保護児童と社会的養護;里親家族とその支援―親子関係から「親族」関係へ;認知症ケアはどこに向かうのか―「その人らしさを支える」の先へ ほか)
著者等紹介
落合恵美子[オチアイエミコ]
同志社女子大学講師、国際日本研究センター助教授等を経て、京都大学文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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