出版社内容情報
生きづらさを抱える人々に接することが多いソーシャルワーカーには、SOSにいち早く気づき、自殺予防の視点をもった支援が求められる。そのためには、すでにもっているソーシャルワーク実践の基礎に、あと少しの自殺予防に関する知識とスキルが必要となる。本書では、自殺予防のためのソーシャルワークではなく、自殺予防の視点をもったソーシャルワークができる支援者になるために、必要なことを、演習を交えながら学んでいく。
内容説明
生きづらさを抱える人々に接することが多いソーシャルワーカーには、SOSにいち早く気づき、自殺予防の視点をもった支援が求められる。そのためには、すでにもっているソーシャルワーク実践の基礎に、あと少しの自殺予防に関する知識とスキルが必要となる。本書では、自殺予防のためのソーシャルワークではなく、自殺予防の視点をもったソーシャルワークができる支援者になるために、必要なことを、演習を交えながら学んでいく。
目次
第1章 自殺対策の施策と実態
第2章 自殺が起こる背景の理解
第3章 自殺予防の支援の実際
第4章 社会資源の理解と活用1:精神科領域との連携
第5章 社会資源の理解と活用2:司法領域との連携
第6章 遺族・支援者への支援
第7章 演習で学ぶ遺族への支援:演習1 自殺リスクが疑われる人への支援
第8章 演習で学ぶ遺族への支援:演習2 自死遺族への支援
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つーちゃん
7
この道にド素人の感想なので悪しからず。新人ソーシャルワーカーさんのための本という感じ。8割知識、2割実践問題。全体を通して、難しいタイプの方への接し方への対策を語るも、具体策はあまり見えてこない。(人により対応は異なる、という表現が多い。実際そうなんだろうけど。)具体的なフレーズは、「辛かったですね、打ち明けてくださってありがとう」くらい。ソーシャルワーカーさんにとっての、担当している利用者さんの自死率には、やっぱそんくらいだよね、という予想通りでもあるし、同時にその多さに絶望感もある。ものすごい職業だ。2022/02/24