日本の漫画本３００年―「鳥羽絵」本からコミック本まで

清水 勲/猪俣 紀子【著】

ミネルヴァ書房（2019/01発売）

• サイズ A5判／ページ数 384p／高さ 21cm
• 商品コード 9784623084203
• NDC分類 726.1
• Cコード C1036

出版社内容情報

漫画本は日本漫画史のうえで、どのような役割を果たしてきたのか。 江戸から現代の代表作を、豊富な図版とともに紹介する。漫画本が日本で最初に登場したのは1720年である。以後、江戸から現代に至る300年間、様々な種類の漫画本・コミック本が刊行され、子どもから大人までが楽しむものになった。また、漫画本は商品として量産されてきたことで大衆娯楽の一つとして発展してきたのである。本書はその長い歴史上での代表作を、豊富な図版とともに内容と作者を中心に紹介する。日本の漫画史を知るためのガイドブック。


はしがき

第１章　江戸期――「鳥羽絵」本からの150年

第２章　明治期――暁斎本からカートゥーン本へ

第３章　大正期――平本から4コマ本へ

第４章　昭和戦前期――講談社本から中村書店本へ

第５章　昭和20年代――横井・手塚本と赤本漫画

第６章　昭和戦後期――劇画本からコミック本へ

第７章　平成期――ストーリー漫画本の多様化

参考資料
索　　引

清水　勲［シミズ　イサオ］
著・文・その他

猪俣　紀子［イノマタ　ノリコ］
著・文・その他

内容説明

漫画本の歴史で知る、もう一つの大衆文化史。漫画本は日本漫画史のうえで、どのような役割を果たしてきたのか。江戸から現代の代表作を、豊富な図版とともに紹介する。

目次

第１章　江戸期―「鳥羽絵」本からの１５０年
第２章　明治期―暁斎本からカートゥーン本へ
第３章　大正期―一平本から４コマ本へ
第４章　昭和戦前期―講談社本から中村書店本へ
第５章　昭和２０年代―横井・手塚本と赤本漫画
第６章　昭和戦後期―劇画本からコミック本へ
第７章　平成期―ストーリー漫画本の多様化

著者等紹介

清水勲［シミズイサオ］
漫画・諷刺画研究家／元帝京平成大学教授

猪俣紀子［イノマタノリコ］
バンド・デシネ研究家／茨城大学准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[takao]

ふむ

2020/04/23

[なか]

C図書館に蔵書あり。再読:する。パラ読みのみ。面白そう。

2019/08/16

[skr-shower]

編集に大変苦労されたのでは、と思う一冊。鳥獣人物戯画は入らないの？北斎・国芳・暁斎位でお馴染み絵が出てくる。明治から昭和20年代が充実。「アタックN0.1」が記憶にある最古。28年組の活躍華やかな頃が懐かしい。平成も結構読んでいて驚いた。図書館で読めて嬉しい本でした。

2019/04/02

[bura]

日本の漫画史編纂の第一任者、清水勲氏の新たな一冊。 古典系、特にビゴー研究に長けている作者的には平成以降の部分が弱かったが、平成も終了する所以、その流れを初めて自書でまとめていた。しかし平成のマンガを集約するのはかなり大変だったのでは。年表化したのも平成以降が難しかったのではないだろうか。ともかく漫画史は平成から次の元号の時代へと移り変わる訳で、この本も貴重な一冊として残って行くことだろう。

2019/01/27