「子どもがケアする世界」をケアする―保育における「二人称的アプローチ」入門

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784623081080
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C3036

出版社内容情報

従来の保育における「ケア」の概念は「保育者が子どもを世話する」ということのみで捉えられてきた。しかし、保育現場に身をおくと、子どもが対象世界をケアする姿に出会い、そのかかわりの豊かさに圧倒させられる。本書では、「二人称的アプローチ」から子どもの姿を丁寧に読み解き、「子どもがケアする世界」に保育者がどのようにかかわり、新たな意味を創出していくかを考察することで、保育の奥深い世界を描き出す。

内容説明

従来の保育における「ケア」の概念は「保育者が子どもを世話する」ということのみで捉えられてきた。しかし、保育現場に身をおくと、子どもが対象世界をケアする姿に出会い、そのかかわりの豊かさに圧倒させられる。本書では、「二人称的アプローチ」から子どもの姿を丁寧に読み解き、「子どもがケアする世界」に保育者がどのようにかかわり、新たな意味を創出していくかを考察することで、保育の奥深い世界を描き出す。

目次

序章 保育におけるケアリング(「ケアする」ということ;「訴えを聴く」ということ ほか)
第1章 「二人称的アプローチ」入門(「デカルト二元論」から問い直す;二人称的かかわりのはじまり ほか)
第2章 「観察する記述」から「感じとる記述」へ―二人称的記述から見えてくる赤ちゃんがケアする世界(「誰と遊んでいるか」から「何と遊んでいるか」;「赤ちゃんのモノとの出会い」をどう見るか、どう記述するか ほか)
第3章 「モノとのかかわり」から「ヒトとのかかわり」へ―自閉症スペクトラムの子どもの心の育ち(自閉症スペクトラムの子どもとの出会い;「モノ的世界」に芽生えた「情感込みのよさ」 ほか)
第4章 「見られる自分」から「見る自分」へ―“不思議ちゃん”の自立への道(集団のなかで「同じことができること」の呪縛;集団のなかで見えてくるナナの自己意識 ほか)

著者等紹介

佐伯胖[サエキユタカ]
慶應義塾大学大学院工学研究科管理工学専攻修士課程修了後、米国ワシントン大学大学院心理学研究科で修士号(M.S.)及び博士号(Ph.D.)取得後、帰国して東京理科大学助教授、東京大学助教授、同大学教授、2000年同大学停年退官後、青山学院大学文学部教授、社会情報学部教授を経て2013年同大学を定年退職し現職となる。現在、田園調布学園大学大学院人間学研究科子ども人間学専攻教授・公益社団法人信濃教育会教育研究所所長・東京大学名誉教授・青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

26
この本は子どもをケアすることではなく、あえて「子どもがケアする世界」をケアすることの意味を考えています。それは、自分以外の誰かをよく生かそうとするなかで結果的に自分がよく生きるというケアの世界を前提にしています。そしてどもが働きかけているケアの世界をケアするということは子どもに聴き入ることであるとしています。また、共感的関わりと同感的関わりの違いを指摘し、情感込みの知の概念を提示します。子どもを理解するということはどういうことなのか考えられたように思いました。2017/09/29

marukuso

1
『驚くべき乳幼児の心の世界』をわかりやすく解説し、ドーナッツ論とつなげた二人称的アプローチによる保育の実践事例を紹介している。理論的なまとめがはじめの方にあって、ようやく二人称的アプローチなるものの意味がわかったような気がする。誰もが他者を思いやり、共感し、ケアしあう存在だという宣言はすごいなと思う。2017/09/12

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