出版社内容情報
インストラクショナルデザイン研究の知見を応用した大学の授業デザインセミナーの実際を紹介する。日本教育工学会が取り組んできた大学教員向けの授業デザインセミナーの成果を報告する。学会の研究領域の一つ「インストラクショナルデザイン(ID)」の研究知見を大学教育に応用し、その基礎概念を学ぶとともに、セミナー参加者が自らの授業についての改善アイディアを具体化することを目的とした。
はじめに
第1部 FDセミナーの紙上体験
第1章 インストラクショナルデザイン(ID)とは何か
1.1 インストラクショナルデザインとは
1.2 IDの諸理論
1.3 IDの5つの視点で大学授業を点検する
第2章 入口を点検する
2.1 大学の状況の変化
2.2 インストラクショナルデザインと大学授業
2.3 大学授業への適用
2.4 まとめ
第3章 出口を点検する
3.1 インストラクショナルデザインと学習目標
3.2 学習目標に即した学習評価
3.3 多段階評価のメリット
3.4 授業への適用
第4章 授業方法を点検する
4.1 インストラクショナルデザインと授業方法
4.2 さまざまな授業方法
4.3 授業方法の代替案
第2部 FDセミナーの舞台裏
第5章 FDセミナーの概要
5.1 FDセミナー実施の背景
5.2 FDセミナーの趣旨
5.3 FDセミナーのデザイン
5.4 FDセミナーの準備
5.5 FDセミナーのプログラム
5.6 FDセミナーのマネジメント
5.7 FDセミナーの実施に向けて
第6章 ファシリテーション??FDセミナーにおける位置づけと役割
6.1 ファシリテーションとは
6.2 ファシリテーターの役割
6.3 FDセミナーにおけるファシリテーション
第7章 最終レポート添削ルーブリック
7.1 ルーブリック評価の導入
7.2 ルーブリック作成
7.3 評価の実践
7.4 残された課題
7.5 第2部のまとめ
第3部 大学授業の改善事例
第8章 事例1:資格を目指す大規模授業
8.1 授業の特徴
8.2 最終レポートから読み取れる成果
8.3 実践への反映
8.4 本事例が示唆するもの
第9章 事例2:学習者の主体性を伸ばす取り組み
9.1 授業の特徴
9.2 最終レポートから読み取れる成果
9.3 実践への反映
9.4 本事例が示唆するもの
第10章 事例3:魅力あるキャリア教育授業を目指して
10.1 授業の特徴
10.2 最終レポートから読み取れる成果
10.3 実践への反映
10.4 本事例が示唆するもの
10.5 第3部のまとめ
おわりに
索 引
日本教育工学会[ニホンキョウイクコウガッカイ]
監修
松田 岳士[マツダ タケシ]
編集
根本 淳子[ネモト ジュンコ]
編集
鈴木 克明[スズキ カツアキ]
編集
内容説明
授業改善のアイディアを具体化する。インストラクショナルデザイン研究の知見を応用した大学の授業デザインセミナーの実際を紹介。
目次
第1部 FDセミナーの紙上体験(インストラクショナルデザイン(ID)とは何か
入口を点検する
出口を点検する
授業方法を点検する)
第2部 FDセミナーの舞台裏(FDセミナーの概要;ファシリテーション―FDセミナーにおける位置づけと役割;最終レポート添削ルーブリック)
第3部 大学授業の改善事例(事例1:資格を目指す大規模授業;事例2:学習者の主体性を伸ばす取り組み;事例3:魅力あるキャリア教育授業を目指して)
著者等紹介
松田岳士[マツダタケシ]
首都大学東京大学教育センター
根本淳子[ネモトジュンコ]
愛媛大学大学連携eLearning教育支援センター四国愛媛大学分室
鈴木克明[スズキカツアキ]
熊本大学大学院社会文化科学研究科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。