コミュニケーション・ダイナミクス<br> 高齢者介護のコミュニケーション研究―専門家と非専門家の協働のために

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コミュニケーション・ダイナミクス
高齢者介護のコミュニケーション研究―専門家と非専門家の協働のために

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  • サイズ A5判/ページ数 271p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623078721
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C3336

出版社内容情報

円滑な相互補完はいかに達成しうるか。現場での交差する観点の記述から、介護実践における認識を考察する。本書は、メディア・コミュニケーションからこぼれ落ちてしまう情報、なかでも現代社会がかかえる大きな課題である「介護」について考察するものである。専門家・非専門家・制度という軸を交差させることで、複数の観点が相互に補完する記述をめざす。

序 章 専門家間,専門家と非専門家の協働と制度(石崎雅人)

 1 多職種連携

 2 専門家と非専門家の場づく

 3 専門家の実践

 4 人と制度





 第?部 多職種連携



第1章 宮城県気仙沼市における多職種連携の基底(小松治・武田雄高・村岡正朗・石崎雅人)

 1 宮城県気仙沼市と東日本大震災

 2 気仙沼在宅ワーキンググループ??多職種連携のひとつの形

 3 気仙沼在宅ワーキンググループを生かす

 4 多職種連携を考える

 5 多職種連携の基底





第2章 地域包括ケアシステムの死角??県型保健所の役割(水間喜美子)

 1 地域包括ケアシステム

 2 姶良・伊佐地域

 3 姶良・伊佐地域振興局保健福祉環境部(姶良保健所)の実践

 4 地域包括ケアシステム再考





 第?部 専門家と非専門家の場づくり



第3章 高齢者の健康・介護問題をめぐるカフェ型ヘルスコミュニケーション??みんくるカフェと変容的学習(孫 大輔)

 1 ヘルスコミュニケーションにおける対話的アプローチ

 2 高齢者の健康・介護をめぐるテーマ

 3 カフェ型ヘルスコミュニケーションにおける変容的学習

 4 変容的学習を起こしやすくする対話のファシリテーション

 5 カフェ型ヘルスコミュニケーションによる地域での健康づくり



第4章 演劇を通じた介助・介護経験の再解釈と伝達の試み??「地域の物語2014,2015」の実践から(花崎 攝)

 1 応用演劇の実践報告

 2 「地域の物語」の特徴とテーマ

 3 「地域の物語」2014??「介助すること,介助するひと」の概要

 4 「地域の物語2014」で表現されたこと??「助けてって言えないこと」と高齢者施設の厳しい介護環境

 5 「地域の物語」2015??『あっちはこっち こっちはあっち??介助・介護を考える』

 6 参加者の経験



第5章 超高齢社会におけるメディエーションの可能性??高齢者・家族・介護従事者を守るコミュニケーション(田中圭子)

 1 わが国の高齢者をめぐる課題

 2 超高齢社会におけるメディエーション

 3 高齢者現場におけるメディエーションの可能性

 4 メディエーションがもたらす日本への示唆





 第?部 専門家の実践



第6章 介護活動を表現する身体??介護者のカンファレンスにおける身体相互作用(細馬宏通)

 1 介護は身体的で創造的な行為

 2 観察場所と分析方法

 3 日誌には現れない身体表現

 4 介護行為を表す身体の相互行為

 5 身体的解釈法??身体を介した相互行為



第7章 ケア活動を組織する諸行為の規範的結びつき??専門職に宿るものの見方とそれに基づく実践に注目して(城 綾実)

 1 グループホーム職員の実践を知るための相互行為分析

 2 取り扱うデータと分析方法

 3 専門職に宿るものの見方からケア実践にいたるまで

 4 専門家と非専門家とを比較する

 5 相互行為分析と現場との出会いから期待されるもの





 第?部 人と制度



第8章 持続可能な超高齢社会のコミュニケーションデザイン??社会コミュニケーション・医療・死生学(鈴木義彦・長谷川剛)

 1 対話の可能性と不可能性

 2 延命治療の諸相

 3 Advance Care Planningの進化形??状況統合的意思決定

 4 一般意志2.0



第9章 高齢者を支える成年後見制度と意思決定支援??高齢者の安心を約束する制度へ向けて(安藤信明)

 1 高齢者をめぐる家族の状況

 2 介護サービスの提供を受けるためには

 3 成年後見制度の概要

 4 高齢者を支えるために

 5 意思決定支援



おわりに

索  引



石崎 雅人[イシザキ マサト]
2017年3月現在東京大学大学院情報学環教授

内容説明

本書は、メディア・コミュニケーションからこぼれ落ちてしまう情報、なかでも現代社会がかかえる大きな課題である「介護」について考察するものである。専門家・非専門家・制度という軸を交差させることで、複数の観点が相互に補完する記述をめざす。

目次

専門家間、専門家と非専門家の協働と制度
第1部 多職種連携(宮城県気仙沼市における多職種連携の基底;地域包括ケアシステムの死角―県型保健所の役割)
第2部 専門家と非専門家の場づくり(高齢者の健康・介護問題をめぐるカフェ型ヘルスコミュニケーション―みんくるカフェと変容的学習;演劇を通じた介助・介護経験の再解釈と伝達の試み―「地域の物語2014、2015」の実践から;超高齢社会におけるメディエーションの可能性―高齢者・家族・介護従事者を守るコミュニケーション)
第3部 専門家の実践(介護活動を表現する身体―介護者のカンファレンスにおける身体相互作用;ケア活動を組織する諸行為の規範的結びつき―専門職に宿るものの見方とそれに基づく実践に注目して)
第4部 人と制度(持続可能な超高齢社会のコミュニケーションデザイン―社会コミュニケーション・医療・死生学;高齢者を支える成年後見制度と意思決定支援―高齢者の安心を約束する制度へ向けて)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小島輝彦

5
「自分達のことを自分達のいないところで決めないでほしい」という言葉が、最近、他のところで聞いたのだが、ここでも出てきたので印象に残った。また、「ポテトを食べた時に手に付いた塩をなめたかったのに手を拭かれてイラっとした」という障害者の言葉に「あー…何気無いし、そんなん気付かないけど大事な視点…」と感じた。

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