内容説明
周縁の人々にとって国の輪郭とは。マイノリティ、モビリティ、ディアスポラ、ネットワーク…中・印・露など地域大国の狭間に移ろう人々の姿。
目次
国家の輪郭と越境
第1部 越境と回帰(地域大国に生きるムスリム―近代化に揺れる新興知識層;イスラーム大国としてのロシア―メッカ巡礼に見る国家権力とムスリムの相互関係)
第2部 周縁からの戦略(周縁から見るイランの輪郭形成と越境―あるクルド系名家の軌跡;2つの帝国とアルメニア人―民族運動に及ぼす地域大国の磁場)
第3部 地域大国を語る(「帰還民」へのまなざし―カザフスタンの在外カザフ人呼び寄せ政策と現地社会;口承史に映る国の輪郭―新疆ウールド地域における人・地・病;輪郭を描き出す―英国南アジア系移民文学に見るインドの姿)
地域大国と向き合う個人
著者等紹介
山根聡[ヤマネソウ]
1964年大阪府生まれ。1991年パンジャーブ大学大学院オリエンタル・カレッジ修士課程修了。現在、大阪大学大学院言語文化研究科教授
長縄宣博[ナガナワノリヒロ]
1977年徳島県生まれ。2007年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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