ミネルヴァ日本評伝選<br> 辰野金吾―美術は建築に応用されざるべからず

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ミネルヴァ日本評伝選
辰野金吾―美術は建築に応用されざるべからず

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  • サイズ B6判/ページ数 229,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623073603
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0352

内容説明

辰野金吾(一八五四~一九一九)明治・大正期の建築家。建築界の礎を築き、東京駅や日本銀行本店など日本を代表する建築作品を設計したことで知られる辰野金吾。ヨーロッパで学んだ“美術建築”という考え方をどう日本に根付かせようとしたのか。新たな資料を元にその足跡を丹念に辿りなおし、従来とは異なる辰野像を提示する。

目次

第1章 辰野金吾という人(人間辰野金吾;唐津から東京へ)
第2章 工部大学校における造家学の修学(工部省と工学寮・工部大学校;工学寮への入校と造家学の選択;造家学の修学)
第3章 イギリス留学とグランド・ツアー(『辰野金吾滞欧野帳』;イギリス留学;グランド・ツアー)
第4章 建築界の造形(敗者としての工部大学校;帝国大学工科大学での建築教育;辰野が求めた建築界の輪郭)
第5章 “美術建築”を目指して(“美術建築”との出会い;辰野金吾と美術界;“美術建築”の実践)
第6章 建築家辰野金吾(初期―工部省・辰野建築事務所時代;中期―日本銀行時代;後期―「辰野式」建築時代;「終焉の記」)

著者等紹介

河上眞理[カワカミマリ]
1963年千葉県生まれ。美術史家。ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学大学院博士課程修了。現在、京都造形芸術大学准教授、Ph.D

清水重敦[シミズシゲアツ]
1971年東京都生まれ。建築史家。東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。現在、京都工芸繊維大学准教授、博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nekozuki

18
明治建築の偉人 辰野金吾の評伝。過去の史料を再構成し、これまで見えてこなかった人物像を浮き彫りにしようとしている。私としては本書が辰野に関する初めての文献だったので、意外性等は持ち得なかったが、従前の評価や本書の新たな視点がまとまっていて参考になった。 現存する煉瓦造りのいわゆる“辰野式”建築に触れる機会が多くあったため、本書を手に取ったが日本の建築史についてもう少し勉強してみたくなった。2018/05/07

ムカルナス

12
日本建築界の父・辰野金吾について史料を丹念に読み直し新たな角度から描こうとした意欲作。辰野が学んだ工部大学校は工部省管轄の殖産興業のための学校であり、武士階級でも最下層出身の辰野は工学分野での立身出世と国家貢献を夢見たのであり、建築家を目指したのでも建築センスがあったのでもなかったと思う。が、猛勉強により首席で卒業、英国留学で西洋建築とは<美術建築>なのだと学ぶと日本建築界を西洋に近づけることに生涯を捧げる。自らの適性はどうであれ国家と自分を重ね合わせ、ひたすら上を目指す典型的な明治人なんだな、と思う。2017/09/25

☆やす

3
東京駅舎とや日本銀行本店など日本を代表する建築作品を設計したことで知られる辰野金吾。イギリス、フランス、イタリアで学び、追求した〈美術建築〉を日本に定着すべく走りきった66年の生涯。重厚な作りの作品が頑固な性格を表しているよう、と言われているが、もっと彼の私生活や私的エピソードを知りたかった。興味深く読めた一冊。2023/11/04

アメヲトコ

2
明治の建築家の巨頭、辰野金吾の評伝。渡欧中の野帳などの新出史料を発掘しつつ、単に手堅いだけではない、「美術建築」の理想を求めての苦闘の人生を描いています。この本自体、美術史研究者と建築史研究者との合作で、文字通りの「美術建築」の追求にもなっているという二重構造。2015/04/01

takao

1
ふむ2022/03/29

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