内容説明
見る・動く・話す・考えるなど、さまざまな認知機能が胎児から新生児、乳児、幼児の時期を経てどのように発達するのかを、そのルーツとなる脳のはたらきを分析することで解明する。さらに、発達障害といわれる人たちの脳のなかではどのようなことが起きているのか、最新の脳科学の研究に基づいて解説するなど、脳科学の基礎から最新の研究成果まで、すべてがわかる一冊。
目次
認知“発達”メカニズムへの道
第1部 子どもの発達と脳のはたらき(視機能の発達―胎齢二四週~生後七か月;環境との能動的インタラクションの発達―胎児期~生後四か月;予測的な運動機能と自己意識―新生児~生後八か月;like‐meシステムとdifferent‐from‐meシステム;言葉の芽生え;認知発達過程再考―第1部総括)
第2部 特別講義―発達障害と脳科学の最前線(睡眠障害を深く考える;スモールワールドから考える;感覚過敏と情報統合;視覚認識と感情を作る機構;自閉症の神経ネットワーク;身体的自己と気質;発達障害研究の現在―第2部総括)
著者等紹介
乾敏郎[イヌイトシオ]
京都大学大学院情報学研究科教授。文学博士、工学修士。日本認知心理学会、日本神経心理学会、日本発達神経科学学会理事。日本高次脳機能障害学会、日本神経眼科学会評議員。日本学術会議連携会員。言語・非言語コミュニケーション機能の認知神経科学的研究に従事。発達原理の解明に向けた研究やコミュニケーション障害の脳内メカニズムに関する研究などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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