シリーズ〈女・あすに生きる〉
アジアのなかのジェンダー―多様な現実をとらえ考える

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623063109
  • NDC分類 367.22
  • Cコード C3336

内容説明

アジアにおけるジェンダーの実態把握をめざすと同時にアジアのなかの一国である日本のジェンダーに関する課題を雇用や介護などの分野ごとに詳解し、子育て支援や社会保障を中心に北欧・欧米の施策も視野に入れた上で経済成長著しいアジアの明日を有意義に生き抜くためのヒントを満載。

目次

第1章 ジェンダーを考える視座
第2章 社会保障におけるジェンダー
第3章 雇用問題におけるジェンダー
第4章 高齢期におけるジェンダー問題
第5章 少子社会におけるジェンダー問題―結婚というウインドウからみる
第6章 貧困化する女性―貧困予防策を探る
第7章 高等教育におけるジェンダー―共学・別学の教育効果をめぐって
第8章 中国におけるジェンダー
第9章 韓国におけるジェンダー
第10章 インドにおけるジェンダー―ケーララ州の分権化と女性クォータ制をめぐって
第11章 ベトナムにおけるジェンダー

著者等紹介

川島典子[カワシマノリコ]
同志社大学大学院文学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了。現在、筑紫女学園大学短期大学部専任講師。専門分野は社会福祉学(高齢者福祉、ソーシャルワーク、地域福祉、社会保障、ジェンダー)

西尾亜希子[ニシオアキコ]
Doctoral Studies in Education,Institute of Education,University of London修了(PhD)。現在、武庫川女子大学共通教育部専任講師。専門分野は教育社会学(高等教育とジェンダー)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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幸音

10
ゼミの発表用に借りた某ゼミの教科書にも使われている本。第11章(pp217~235)[ベトナムにおけるジェンダー]を参考。儒教の考えから父系制、男性が優位のベトナム。司法分野は行政立法・政治と比べて弱い立場にあるため女性の進出がしやすい点と、幼児婚が家庭内暴力に含まれるのには驚いた。家庭内暴力に関する法律があるのにセクハラに関する法律が未だにないなんて、筆者の言う通り謎。女性の日が年に2日あるが、それは宗主国フランスの影響。ベトナムは花売り業者の策略や女性にご機嫌伺いをする男性の卑屈な姿勢が見られるとか。2012/11/14

Tokujing

0
第八章「中国におけるジェンダー」を近現代の授業発表のためによんだ。やっぱり中国のジェンダーは儒教思想に基づくもので、明治以降それは日本でも普及し、近代家族を理念的に支える道徳になったと解釈できそう。2013/10/21

Natsuko Anastasia Ariyama

0
読んだ本に追加2013/05/17

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