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内容説明
民主社会において、ジャーナリズムは必要不可欠な存在である。それは社会の「道標」としての役割も担っているが、昨今、人々のメディアを見る目は厳しさを増している。その背景には、国民に対するアジェンダ・セッティングや権力の監視など本来の社会的使命を十分に果たしていないことが挙げられる。本書は、そのようなジャーナリズムの衰退現象を様々な報道事例を通して検証・考察した「警告の書」である。
目次
第1部 「IT革命」による情報新時代の到来(メディア・ビッグバンで変貌を遂げる情報環境;新旧メディアによる仁義なき“M&Aウォーズ”)
第2部 大衆に対して圧倒的な影響力を誇るテレビメディア(「テレビニュース革命」によるニュースの大衆化;ニュースキャスターは「大衆の代理人」たり得るか;ポピュリズムに翻弄されるメディアの選挙報道)
第3部 社会の公器としてのメディアを取り巻く諸問題(政治権力の介入による放送の独立性の危機;職業倫理を崩壊させた「視聴率至上主義」;発表ジャーナリズムとメディア・スクラム;社会を抉る雑誌ジャーナリズムとプライバシー報道;メディアによる「実名・匿名」報道と個人情報)
第4部 「社会の道標」としてのジャーナリズムに求められる課題(メディアは戦争の真実を伝えているか;ジャーナリズムとアカデミズムは連携できるか)
著者等紹介
福永勝也[フクナガカツヤ]
1947年生まれ。1970年慶應義塾大学経済学部卒業。毎日新聞社編集委員(学芸部・経済部)、「英文毎日」(マイニチ・デイリーニューズ)編集長、「世界報道研究所」(World Press Institute・米国)日本代表研究員、米国務省文化交流庁(USIA)メディア招聘フェローなどを経て、ジャーナリスト、京都学園大学(大学院)人間文化学部教授(メディア社会学科)、京都産業大学非常勤講師(マスコミ論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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