シリーズ「自伝」my life my world
情報を読む力、学問する心

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  • サイズ B6判/ページ数 309,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623058402
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0323

内容説明

情報学の第一人者、長尾真。神職の家に生まれた好奇心旺盛な少年は、いかにして学問と出会い、研究の道を進むにいたったのか。自らの人生を振り返った本書では、画像処理、機械翻訳、電子図書館といった情報学の研究や、大学の教育や行政のみならず、その行動や思想に至るまで、余すところなく語る。

目次

第1章 子供の頃が人生を決める
第2章 学問の何たるかを知る
第3章 学問の草創期に出会えた幸運
第4章 自分の学問の確立
第5章 大学運営にたずさわる
第6章 第二の人生
第7章 私の信条

著者等紹介

長尾真[ナガオマコト]
1936年三重県伊勢市生まれ。現在は東京都在住。1959年京都大学工学部電子工学科卒業。京都大学助手、助教授を経て、1973年京都大学工学部教授。1997~2003年第23代京都大学総長。2004年情報通信研究機構初代理事長。2007年~国立国会図書館長。受章等:工学博士(1966年)、ノッティンガム大学名誉博士(1999年)、紫綬褒章(1997年)、文化功労者(2008年)、日本国際賞(2005年)、IEEE Emanuel R. Piore Award(1993年)、Medal of Honor(IAMT)(1997年)、ACL Lifetime Achievement Award(2003年)、レジオンドヌール勲章(2004年)、ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

里馬

5
面白い。50年程まえの機械翻訳、図像認識など当時の情報技術最先端。翻訳をコンピュータでやる人の自伝だったから、無駄な表現を嫌うのか、とても平明な文章ばかりでかつ、羅列にはならず、情緒性が乏しいものの、すんなりと彼の半生を追体験する事が出来る。僕もこうやって伝わる文章を書きたいものです。京都大学退官後、現在国立国会図書館長ということで、今後の日本の図書館界が楽しみです。2010/12/25

ぐりにゃる

0
自伝と高を括ってただけに、内容の深さに感服した。第一線の研究者として働き続けてきた人だからこそ、淡々とした筆運びの中に奥深い味わいがあるように思った。情報工学という学問の分野に造詣がなかったのにもかかわらず、楽しく読めた。2012/04/26

noritsugu

0
自伝2010/08/31

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