Minerva西洋史ライブラリー
歴史の場―史跡・記念碑・記憶

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  • サイズ A5判/ページ数 349,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623057344
  • NDC分類 201
  • Cコード C3322

内容説明

本書は史跡と記念碑、墓所と墓地、過去の歴史の現場や現物など、多種多様なモニュメントとメモリーの事例研究であり、時間を超えて伝承される過去の反芻・再発見プロセス、また国民的な空間を越えて広がる、記憶の成層化プロセスを浮き彫りにする。事例研究は、ワシントン家の墓所やミュンヘン聖母教会の皇帝墓、ニューヨークの「黒人墓地」とパリのペール・ラシェーズ墓地など。

目次

第1部 アメリカ(眠れぬ死者―ポカホンタス・ヨークタウン・ワシントン;奴隷制の記憶とニューヨーク―ロワーマンハッタンのアフリカ人墓地保存問題;海賊の息づく港町ポートロイヤル;イギリス領北米植民地はの移住の経験と記憶―ニューヨーク・パラタイン人移民の軌跡)
第2部 イギリス(ニュートンのりんごの木―記念樹の誕生;救済と恥辱の場ワークハウス;リブ・ラブ派経営者とトマス・ブラッシー二世追想)
第3部 フランス(パリ街角の肖像―記憶を反芻する意味と意義;パリの墓地ペール・ラシェーズ)
第4部 東欧・北欧(神への感謝と英雄の顕彰―対ナポレオン「祖国戦争」後のロシア;メンデルを顕彰する都市ブルノ;カレリアの記憶―ソ連・フィンランド戦争とシベリウス)
第5部 ドイツ(ミュンヘン聖母教会の皇帝墓;改革派教会会議の記憶―エムデンの事例;四八年革命とケルン大聖堂建設際;アジア探訪者ケンペルの顕彰史;世界大戦の記憶―フランクフルト・アム・マインの戦争記念碑;世界に広がる記憶「広島」―一九五〇年代のドイツ語圏から)

著者等紹介

若尾祐司[ワカオユウジ]
1945年岐阜県生まれ。1972年名古屋大学大学院法学研究科博士課程中途退学。法学博士。現在、放送大学愛知学習センター所長。名古屋大学名誉教授

和田光弘[ワダミツヒロ]
1961年広島県生まれ。1989年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学。博士(文学)。現在、名古屋大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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