内容説明
天文学の入門書。宇宙論、初歩の初歩。いま現在地上で生活している私たちにとって天文学がなんの役にたつのか、これまでどのようなことがわかった/わからなかったか、いまどのようなことがわかりかけているのか、それがわかるとなにが変わるのか―。人が地球と英宙について考え始めて以来の宇宙観の変遷の歴史と、最新の宇宙像をわかりやすく解説する。
目次
現代の最新宇宙像―宇宙の天体と歴史の概観
古代の宇宙―神話伝承の時代から天動説の確立まで
中世の宇宙―地動説革命から絶対時空の確立まで
近世の宇宙―太陽系の起源論から天の川の実体論まで
近代の星宇宙―星の分類とエネルギー源の解明
コンパクト宇宙―星の終末の姿
ブラックホール宇宙―天体活動の黒幕
膨張する宇宙―相対論の完成と科学的な宇宙論の開始
火の玉宇宙―実証されたビッグバン
開闢時の宇宙―量子論的な宇宙像の発展
万物理論の宇宙―力の統一と高次元宇宙
人間と宇宙―知性が宇宙を認識するのか
著者等紹介
福江純[フクエジュン]
1956年生まれ。現在、大阪教育大学天文学研究室教授。降着円盤や宇宙ジェットなどに関する研究の一方、天文学教育やサイエンスデザインにも関心が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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