内容説明
高度成長期以降、日本都市の都市化は、その様相を大きく変容させてきた。本書は、都市社会と都市化そのものの「成熟」とが交錯する現実の多様な側面を描き出すとともに、つくりあう人びと相互の結びつきも諸機関、諸主体相互の結びつきもともに変容しつつある現実の諸過程を、社会学という実証科学を武器にして切開する営みの集成である。
目次
都市化の成熟
第1部 都市化と「成熟」(再魔術化する都市―成熟する都市化の一断面;コンタクト・ゾーンとしてのコリアン食レストラン―即興と流用の現場から;海外出稼ぎ者の送り出し過程―フィリピンの事情;日本の大都市におけるコミュニティ・ライフサイクル;地方都市―成長時代から脱成長時代へ)
第2部 都市社会のパートナーシップ(団塊世代の世代間関係―家族変動へのライフコース・アプローチ;拡大パーソナル・ネットワークの再編過程と生活戦略―3事例の比較分析)
著者等紹介
森岡清志[モリオカキヨシ]
1950年生まれ。1979年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。現在、首都大学東京大学院人文科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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