イングリッシュネス―英国人のふるまいのルール

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622086604
  • NDC分類 302.33
  • Cコード C0098

出版社内容情報

名乗りながら笑顔でイギリス人に手を差し出したとき、鼻に皺をよせてあいまいな笑みが返ってきても、肩すかしをくった気分になることはない。どんな仕事をしているのか、結婚はしているか……知りたくても、尋ねてはいけない。「推理ゲーム」「相互情報開示計画」に参加して外側からじわりじわりと正解にたどりつくのがルール。
パブで、いつ果てるともしれぬ客同士の応酬――自慢し合い、罵り合いを目の当たりにしても、はらはらするにはおよばない。カウンターに群がる客の中で、注文をとってもらおうと手をあげてウェイターを呼んだら顰蹙をかう。そこには「パブでの会話」の、「見えない列」の、「パントマイム」のルールが存在している。
晴れていようが吹雪こうが会えばまず天気の話。感情をあらわにすることを避け、ひとこと話すにも独特のユーモアとアイロニー。これを使ったが最後「下の階級」の烙印を押されてしまう7つの言葉とは…… 男性・女性を問わず、あらゆる年代、階級の英国人のふるまいと会話を人類学の手法によって観察し、隠れたコードを導き出すことで、イギリス文化をかろやかな筆致で描いた本書は、第一版刊行より10年来のベストセラー。本書はその前半を収める。

内容説明

パブで、街角で、パーティで、はたまた競馬場で…外国人には、時に奇異に、時に肩すかしにも感じられるイギリス人の行動と国民性を、人気人類学者が体当たりのフィールドワークで解き明かす。

目次

日常生活の人類学
1 天候
2 グルーミング・トーク
3 ヒューモア(ユーモア)・ルールズ
4 言語と階級
5 パブの作法
6 競馬

著者等紹介

フォックス,ケイト[フォックス,ケイト] [Fox,Kate]
英国の会社人類学者。アメリカ、フランス、アイルランドで少女時代を過ごし、16歳で帰国。著名な人類学者の父、ロビン・フォックスから手ほどきを受け、幼いころから人類学の素養を授けられる。ケンブリッジ大学で人類学・哲学の学位を取得し、1989年、MCMリサーチの共同ディレクター、現在はオックスフォードを拠点とする社会問題調査センター(SIRC)の共同ディレクターを務める。人間行動や社会的相互作用に関する研究に定評があり、諸種の社会調査に携わるかたわら、講演やシンポジウムへの参加、テレビ出演など幅広く活躍

北條文緒[ホウジョウフミオ]
1935年東京に生まれる。1958年東京女子大学文学部英米文学科卒業。1961年一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。東京女子大学名誉教授。イギリス小説、翻訳研究専攻

香川由紀子[カガワユキコ]
1970年名古屋に生まれる。1993年東京女子大学現代文化学部言語文化学科卒業。2008年名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士課程修了。日英比較文化、ジェンダー論、日本語教育。韓国淑明女子大学校助教授を経て、名古屋大学非常勤講師、東京女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

79
イングランドらしさを研究する書(前半)。英国は階級によって話し方や単語の発声の仕方が大分、違うとは知っていたけど、特定の言葉を使うだけで「この人は上流階級ぶろうとしている人だ」と分かるとは肝が冷えますね。時候の挨拶から切り出すとかぎこちなく、ダラダラした別れ方といったコミュニケーション方法は日本と似ていると思ったり。競馬の所は『比類なきジーヴス』(P・G・ウッドハウス)を思い出して「ビンゴの叔父さんはあんな大変な事があっても予定調和的な会議に参加したのかしら?」と思ってちょっと、笑いそうになりました。2018/04/13

コットン

71
ロアさんのオススメ本。イギリス流初対面の挨拶のなんと面白くめんどくさいことか!。そういうイングリッシュ(ブリティッシュあるいはUKではなくイングランド人限定を対象)の普段は見えない又は簡単には理解されないあれやこれやをウイットを含みながら解きほぐしてくれる本。2023/12/23

くさてる

33
「英国人のふるまいのルール」という副題の通り、英国人における天候の話題、ゴシップについて、競馬場やパブでの振る舞い、ユーモア、階級と言語などの特徴を具体的に解説したもの。ものすごく面白い。ロンドンにテロが起こった際、全世界から寄せられた激励の言葉への反応とか、英国人てば超英国人。文章もくだけて面白く、読みやすい。それだけに原著の前半部分しか訳されていないというのが残念。後半の英国人にとっての衣食住とか恋愛とか、読みたいです。2018/09/08

tom

29
図書館の特集本コーナーにあった本。この本は、英国人の考え方、思考方法を文化人類学の手法で見出そうとする。英国のミステリーを読んでいると、アメリカとは違う感じがする。同じ英語圏なのにどうしてという多少の違和感があったのだけど、この本を読んでみて、ずいぶん違う人たちなのだと改めて知った。季節の挨拶の習慣の不思議さ、複雑さは面白い。もっと面白いのは、パブでの社交。カウンターでのみ許される言葉のやり取り、仲間同士のホラ話のルールなどなど。この本を読んで英国ミステリーを読むと、面白さが2割増し。2021/09/13

Miyoshi Hirotaka

28
英国はわが国の開国当時、日の没することのない覇権国。わが国は、生徒として海軍から法体系まであらゆることを学んだ。おかげで、開国から50年足らずで当時の支那やロシアに勝利する一等国に変貌。一方、学ぶ価値なしとしたのが料理で、学ぶ価値が理解できなかったのがユーモア。字幕頼りの英語力では『マイ・フェア・レディ』の底流にある英国人のの感情の繊細さ、階級など「イングリッシュネス」を源流とする深いテーマは理解不能。それもそのはず、この映画のほんの一部を翻案した『舞妓はレディ』が制作されるまで50年もかかったのだから。2018/10/06

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