出版社内容情報
民主主義とは何か? ギリシア起源の西欧育ちという通説を打ち破り、南米やインドなど世界を舞台にした、未来からの画期的な通史。
古典ギリシアのアテナイに起源をもち、近代ヨーロッパに復活した「民主主義」。この通説を打破して、イスラム世界、南米、インドなども視野に入れつつ、まるで生き物のように偶然生まれて突然死ぬデモクラシーの歴史を壮大に描いた画期的な書物。
集会、代表、モニタリング(監視)の三部構成により、社会がどのようにデモクラシーを実践してきたかを物語り、来るべき民主主義を構想するために不可欠なポイントを総覧する。全2巻。
内容説明
「デモクラシーとは、謙虚な人びとの、謙虚な人びとによる、謙虚な人びとのための自己統治である。」今や隆盛を誇るデモクラシー国家に、未来はあるのか?根本から問いなおす。図版137点。
目次
第2部 代表デモクラシー(続き)(ヨーロッパという墓場)
第3部 モニタリング・デモクラシー(ベンガル菩提樹の木陰で;大いなる変容;未来からの記憶;なぜ、デモクラシーか?;デモクラシー論の新しい準則)
著者等紹介
キーン,ジョン[キーン,ジョン] [Keane,John]
1947年、オーストラリア生まれ。政治学者。アデレード大学、トロント大学、ケンブリッジ大学で学ぶ。現在、シドニー大学およびベルリン科学センター(WZB)の政治学教授。2011年、シドニー・デモクラシー・イニシアティヴ(SDI)を創設
森本醇[モリモトジュン]
1937年北九州生まれ。翻訳者・編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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