福島の原発事故をめぐって―いくつか学び考えたこと

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福島の原発事故をめぐって―いくつか学び考えたこと

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  • サイズ B6判/ページ数 101p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622076445
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

一刻もはやく原発依存社会から脱却すべきである。福島原発事故以来の日本社会に向けて『磁力と重力の発見』の著者が描く書き下ろし。

『一六世紀文化革命』(全2巻、2007年)の最終章で、自然を支配しようとした近代科学およびその科学技術への批判を著者・山本義隆は展開した。同書「あとがき」では、その極北にある核エネルギー問題にも紙面が割かれている。このたびの福島原発事故、およびその後の政府・東京電力・マスメディアはじめ日本社会の反応を目の当たりにした著者は、長年考えてきた核問題・原発依存社会について、はじめて自身の考えを一冊の本に書き下ろした。

内容説明

一刻もはやく原発依存社会から脱却すべきである―原発ファシズムの全貌を追い、容認は子孫への犯罪であると説いた『磁力と重力の発見』の著者、書き下ろし。

目次

1 日本における原発開発の深層底流(原子力平和利用の虚妄;学者サイドの反応;その後のこと)
2 技術と労働の面から見て(原子力発電の未熟について;原子力発電の隘路;原発稼働の実態 ほか)
3 科学技術幻想とその破綻(一六世紀文化革命;科学技術の出現;科学技術幻想の肥大化とその行く末 ほか)

著者等紹介

山本義隆[ヤマモトヨシタカ]
1941年、大阪に生まれる。1964年東京大学理学部物理学科卒業。同大学大学院博士課程中退。現在、学校法人駿台予備学校勤務。著書に『磁力と重力の発見』全3巻(みすず書房、2003:パピルス賞、毎日出版文化賞、大佛次郎賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

28
隠蔽体質(3頁)。 原子力の平和利用は、マンハッタン計画の延長上(6頁)。 自主・民主・公開が平和利用の三原則(13頁)。 技術が進んでも事故は起こりうる(45頁)。 もう、こりごりな原発とその情報操作。 最近読んだ本で、思い知った。 もう解放されたいが、 解放されることはない。 そういう得体の知れない原発と 向き合って子供が大人になれるか、 どうか、不確実だと思う。 そして、被曝したと思われる 我々がその発症や亡くなり方が モルモットの実験のように、 個人差を生じて、   2014/04/10

しろ

14
☆6 金と権力に負けるような愚かな人間が使える代物じゃなかった、ってことかな。まあ真新しいことが書いてあるわけでもない。原発の安全性を理解させるために励む暇があるなら、技術的に、運営的により安全になるよう開発し続けるべき。そして、あわよくば著者の言うように、脱原発社会のモデルを模索すべき。自分の現在の利益を守るのではなく、未来の安全や利便を見据えてほしい。それができないということは、結局、人間なんて利己的な存在なんだね。てか高い。時事系は苦手なんで、電書で200円くらいで売って欲しい。うわ、利己的(苦笑)2012/02/23

那由田 忠

8
 昔の全共闘時代の荒々しさがほのかに見える書きっぷり。自然界の放射線について全く語らなかったり、「原発ファシズム」と決めつけるあたりは、いくらなんでもと思う。(ファシズムの過少評価)  期待したのは、自然科学史の観点から、今までの反原発論者と少し違う意見だったが、それは完全に裏切られた。自然に対する人間の思い上がりの歴史が語られていたくらいで、あとは大雑把な反原発だった。2014/03/18

makoppe

6
もと東大全共闘議長であり物理学者、塾講師の山本義隆氏の原発論。短く論点が整理されており、とりわけ科学技術の「おごり」についての部分は秀逸。最後の立場表明。「大気と海洋そして大地を放射性物質で汚し…そのようなものを後世に押し付けることは、端的に子孫にたいする犯罪である。…一部の先進国が資源とエネルギーを浪費することはもはや許されなくなっていたのであり、根本的に新しい社会のあり方を見出すべき時がすでに来ていたと考えるべきである」(92-93項)。フクシマ事故をを起こした私たちが今後背負うべきことではないか。2016/09/17

MrO

6
山本義隆さんが、このような本を書くと、反対派からは、その経歴をネタにした、意味のない反論がなされる。本人はなんとも思っちゃいないのだろうが、いつもながらの類型的な思考パターンで飽きないのだろうか。本文でも書かれているように、核力などコントロールできない技術なのだ。爆弾を作って終わりだけだったらいいのだが、恒常的に利用するなど、人間の技を超えている。17世紀から始まった人間が自然を支配するという驕り高ぶった思考からの脱却を考えないと、とんでもないしっぺ返しをくらうことになる。2015/08/06

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