内容説明
物質変換の威力,あるいは魔力。人工窒素固定、化学兵器、IGファルベンを生みだしたボッシュとハーバー。彼らが人類史上に果たした役回りは、ロバート・オッペンハイマーのそれにも比べうる。人と炭素の未来を映しだす、窒素の物語。
目次
第1部 地球の終焉(危機の予測;硝石の価値;グアノの島 ほか)
第2部 賢者の石(ユダヤ人、フリッツ・ハーバー;BASFの賭け;ターニングポイント ほか)
第3部 SYN(ハーバーの毒ガス戦;敗戦の屈辱;新たな錬金術を求めて ほか)
著者等紹介
ヘイガー,トーマス[ヘイガー,トーマス][Hager,Thomas]
アメリカ、オレゴン州ユージーン在住の医化学系ジャーナリスト。医微生物学と免疫学を修めたのち、米国国立癌研究所の広報担当を経てフリーランスのライターとなる。Oregon Quarterlyの創刊に関わり現在まで10年以上エディターを務めつづけるなど、地元を中心に活動している。オレゴン大学ではコミュニケーション/マーケティング部門長を務めた
渡会圭子[ワタライケイコ]
翻訳者。上智大学文学部卒業
白川英樹[シラカワヒデキ]
1936年生まれ。筑波大学名誉教授。導電性高分子(ポリアセチレン)を発見し、先駆的な開発を主導した。1983年高分子学会賞受賞。2000年、アラン・J・ヒーガー博士、アラン・G・マクダイアミッド博士とともにノーベル化学賞受賞。同年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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