出版社内容情報
廃墟となったヨーロッパが、奇跡的復興と成長を遂げ、革命の亡霊のもとに凋落してゆく全容を政治経済の動きを軸に克明に物語る。
内容説明
数千万の死者と瓦礫の中からヨーロッパは再生の道を歩み始めた。以降60年、いよいよ結末を迎えつつある「戦後」を途方もない筆力で描き切った、いま最も注目される歴史家の快著。
目次
第1部 戦後・一九四五‐一九五三年(戦争が遺したもの;報復;リハビリテーション;不可能な決着;冷戦到来;粛清旋風のなかへ;文化戦争;古きヨーロッパの終焉)
第2部 繁栄と不満と・一九五三‐一九七一年(安定の政治学;失われた幻想;豊かさの時代;経済二国物語;社会民主主義の季節;革命の亡霊;ことは終わった)
著者等紹介
ジャット,トニー[ジャット,トニー][Judt,Tony]
1948年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学キングズ・カレッジ、パリのエコール・ノルマル・シュペリユール(高等師範学校)卒業。ケンブリッジ、オクスフォード、バークレーなどで歴史学を講じた後、現在、ニューヨーク大学のエーリヒ・マリア・レマルク講座でヨーロッパ研究教授、レマルク研究所長、『ニューヨーク・レビュー・オヴ・ブックス』『タイムズ文芸付録(TLS)』『ニューヨーク・タイムズ』ほか、ヨーロッパ、アメリカの紙誌に寄稿。著書『ヨーロッパ戦後史』はピュリッツァー賞の最終候補となるなど高く評価され、20カ国語以上に翻訳されている。これまでの業績により、2007年度ハンナ・アーレント賞を受けた。いま最も注目される歴史家
森本醇[モリモトジュン]
1937年北九州市生まれ。翻訳者・編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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