ヨーロッパ戦後史〈上〉1945‐1971

個数:
  • ポイントキャンペーン

ヨーロッパ戦後史〈上〉1945‐1971

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 573p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622073413
  • NDC分類 230.7
  • Cコード C1022

出版社内容情報

廃墟となったヨーロッパが、奇跡的復興と成長を遂げ、革命の亡霊のもとに凋落してゆく全容を政治経済の動きを軸に克明に物語る。

内容説明

数千万の死者と瓦礫の中からヨーロッパは再生の道を歩み始めた。以降60年、いよいよ結末を迎えつつある「戦後」を途方もない筆力で描き切った、いま最も注目される歴史家の快著。

目次

第1部 戦後・一九四五‐一九五三年(戦争が遺したもの;報復;リハビリテーション;不可能な決着;冷戦到来;粛清旋風のなかへ;文化戦争;古きヨーロッパの終焉)
第2部 繁栄と不満と・一九五三‐一九七一年(安定の政治学;失われた幻想;豊かさの時代;経済二国物語;社会民主主義の季節;革命の亡霊;ことは終わった)

著者等紹介

ジャット,トニー[ジャット,トニー][Judt,Tony]
1948年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学キングズ・カレッジ、パリのエコール・ノルマル・シュペリユール(高等師範学校)卒業。ケンブリッジ、オクスフォード、バークレーなどで歴史学を講じた後、現在、ニューヨーク大学のエーリヒ・マリア・レマルク講座でヨーロッパ研究教授、レマルク研究所長、『ニューヨーク・レビュー・オヴ・ブックス』『タイムズ文芸付録(TLS)』『ニューヨーク・タイムズ』ほか、ヨーロッパ、アメリカの紙誌に寄稿。著書『ヨーロッパ戦後史』はピュリッツァー賞の最終候補となるなど高く評価され、20カ国語以上に翻訳されている。これまでの業績により、2007年度ハンナ・アーレント賞を受けた。いま最も注目される歴史家

森本醇[モリモトジュン]
1937年北九州市生まれ。翻訳者・編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風に吹かれて

19
戦後ヨーロッパの混沌。ドイツ人など国外在住者の帰国、東ヨーロッパ共産化に伴う人々の移動(移動したくてもできない人々も大勢いたけれど)、農地や製造手段の荒廃・破壊による食糧不足と飢餓・物資欠乏、そういったヨーロッパを支えるアメリカの資金、植民地の独立運動、経済が息を吹き返し労働力を担う移民者、ヨーロッパ経済統合、絶えることのないソ連との軋轢…。  ソ連型共産主義は経済ではなく政治の問題であると看破する一方、ハンガリーやチェコスロヴァキアなどに対する自由化運動銃剣制圧を「共産主義の魂の死」と断定する。➡ 2021/01/18

14
これは面白かった!上巻では戦後からプラハの春までの期間における政治、経済、文化、社会動向等々について大国から小国、西側から東側と縦横無尽に、場面が浮かび上がるように描写されている。時にユーモアたっぷりに、時に皮肉交じりに、または冷笑的に描き出していて吹き出してしまうこともあって、読んでいて飽きなかった。例えば「そこで彼らヨーロッパ人は、軍縮問題の論争にあれこれかかずらうよりも、自分の家の庭づくりに精を出したのである」みたいな文章は思わずニヤリとしてしまった。大著なので読了するのは大変だけど読む価値十分だ。2021/01/23

ポルターガイスト

6
2年近く下巻を放置していたが読みたくなったので上巻から復習した。圧倒的ボリューム感,時空間を跨いで対比を駆使しまくる視野の広さ,残酷で冷笑的な文体がたまらない。近ごろ「歴史総合」をうたう新書が多く出版されているが,あんなの読むくらいならこの本のほうがよほど本気で「歴史総合」していて勉強になると思う。2022/12/26

ジュン

5
ユダヤ人を焼却した後のヨーロッパをジャットは網羅的に記述する。「造物主はヨーロッパを小さく造り、さらにそのなかを細かく分けて、われわれの心がその大きさにでなく、多様性に喜びを見い出せるようにした」とはチャペックの言葉。宝物のような一冊。2018/08/02

unpyou

5
トニー・ジャットの大著「ヨーロッパ戦後史」の上巻をようやく読了。上下段組み573Pと長かったが、人口動態から政治経済、ポップカルチャー、当時よく大衆に見られていた映画まで分野を超えたヨーロッパ総合史がぎっしり詰まっており、2~3Pおきに付箋をつけたくなる充実ぶりで、楽しかった。上巻は終戦とともに起きた巨大な住民移動にはじまり、'68年プラハへのワルシャワ条約軍進攻により共産主義幻想が本格的に打ち砕かれるまでが語られる。個人的には「ドイツ問題」と、社会民主主義が支持を得た文脈などが特に興味深かった。2015/07/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/43962
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。