出版社内容情報
多様な生物を題材に進化の観点でホルモンを整理する、動物生理学を学ぶ学生や研究者必読の1冊。
内容説明
ヒトを含むすべての動物の成長、生理、環境適応、行動、生殖などにはホルモンが深く関わっている。ホルモンを操る内分泌系は、免疫系、神経系と共に生体のホメオスタシスを担っており、その理解は生命のあり方を考えるうえで必須である。21世紀になって急速に進展した内分泌学の知識を基礎から最新のものまで網羅している本書は、生命科学の諸分野で学ぶ学生や研究者にとって座右の書となるにちがいない。
目次
1 多様な内分泌現象(ホルモンの多様性;ホルモンの分泌調節;ホルモン受容体の多様性;受容体から作用まで)
2 脊椎動物のホルモン(ホルモン産生部位による分類;作用による分類)
3 無脊椎動物の内分泌学(無脊椎動物の内分泌系;無脊椎動物のホルモンの分子多様性;ホルモン機能の多様性)
4 進化の観点から内分泌現象を視る(比較内分泌学とは)
著者等紹介
竹井祥郎[タケイヨシオ]
理学博士。東京大学大気海洋研究所名誉教授。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。北里大学医学部生理学教室助手、専任講師、1998年より東京大学大気海洋研究所教授を経て2017年より現職。2013~2017年日本比較内分泌学会会長
溝口明[ミゾグチアキラ]
理学博士。愛知学院大学教養部客員教授。名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了。名古屋大学理学部助手、准教授、愛知学院大学教養部教授を経て2020年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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