気象と気候のとらえ方―きまぐれな大気の物理を読み解く

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気象と気候のとらえ方―きまぐれな大気の物理を読み解く

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  • サイズ A5判/ページ数 322p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621303207
  • NDC分類 451
  • Cコード C0044

出版社内容情報

なぜ穏やかな天気と不安定な天気があるのか。最新の予報が外れたのはなぜか。そんな素朴な疑問を背景にある物理を数式を使わず解説。なぜ穏やかで安定した天気と激しい雨を降らす不安定な天気があるのか。最新のスーパーコンピューターで計算した天気予報が外れることがあるのはなぜか。
本書は、そういった素朴な疑問に、背景にある物理を説明する形で答える。しかも数式を使わずに。

熱、大気循環、海流、…いろいろな現象が影響しあう気象。予測にはデータ収集や統計も欠かせない。天気のしくみや気象予報にとどまらず、幅広いテーマを扱いながらも、その根本にある大切な原理をつかむことを目指して書かれている。

数式の多い気象の本で学んだ人には深い理解を、豆知識的に気象に親しんだ人には「なぜ」の理由を。気象に関心をもつすべての人が、見上げた空や天気図の後ろにひそむ科学の物語を読みとるための一冊。

序章 これからお話ししたいこと

第1章 熱を感じて
 地球は太陽に照らされている /生き生きとしたこの地球は太陽のおかげ/黒体放射/温室効果/熱の移動

第2章 空と海のもとで
 地表面の放射と特性/公転軌道がもたらすゆるやかな影響/水の循環/海洋大循環:海流が熱を運ぶ/地球規模のコンベアー・ベルト/エルニーニョと南方振動

第3章 わたしたちの空気
 成分と構造/吸収と放射/対流圏でおきている大気の循環

第4章 変化する地球
 地球を温室にたとえると/地球のエネルギーバランスモデル/雪玉地球/すべてが変わる/大循環モデル/気候と気象の未来

第5章 データを集める
 データ収集の進歩/地表付近の気象データ/海面のデータ/大気のデータ/宇宙からデータを集める/データの保存と転送

第6章 統計的にいえば……
 統計学は、確率的には身の回りのどこにでもある/測定にともなう誤差 /初期条件とカオス/「でたらめさ」とカオスに囲まれた気象予測

第7章 ここでまとめて雲と雨と雪の話をしよう
 雲は決定的に重要だ/雲を分類する/ 霧/ 降水現象/激しい雷雨

第8章 天気のしくみ
 ここまでのお話/いろいろな力/いろいろな気温減率/この世に静穏なものなんてありはしない、君は自分の歌を大声で叫べ/渦に飛びこむ/じん旋風/竜巻/台風/大切な前線の話

第9章 極端な気象 ―これが新しい「ふつう」の姿なのか―
 熱を感じて/干ばつ/寒波から逃げろ/水、水、水、……/暴風雨/不幸の風/地球温暖化のせいなのか

第10章 天気予報の世界
 予報はどんどん進歩している/気象産業/天気予報の顔/気候を変える

「きょうのお天気」は、これでおしまい

 付録/用語集/注釈/参考文献/索引

Mark Denny[マーク デニー]
原著

保坂 直紀[ホサカ ナオキ]
翻訳

内容説明

なぜ穏やかで安定した天気と激しい雨を降らす不安定な天気があるのか。最新のスーパーコンピューターで計算した天気予報が外れることがあるのはなぜなのか。本書は、そういった疑問に、背景にある物理を説明する形で答える。しかも数式を使わずに。熱、大気循環、海流、…いろいろな現象が影響しあう気象と気候。その複雑な要素をひとつひとつ取りあげ、本質をつかむことができるようにていねいに解説する。大気に関心をもつすべての人が、見上げた空や天気図の後ろにひそむ科学の物語を読みとるための一冊。

目次

序章 これからお話ししたいこと
第1章 熱を感じて
第2章 空と海のもとで
第3章 わたしたちの空気
第4章 変化する地球
第5章 データを集める
第6章 統計的にいえば…
第7章 ここまでまとめて雲と雨と雪の話をしよう
第8章 天気のしくみ
第9章 極端な気象―これが新しい「ふつう」の姿なのか
第10章 天気予報の世界

著者等紹介

デニー,マーク[デニー,マーク] [Denny,Mark]
サイエンスライター。理論物理学者。航空力学や気象学をはじめ、さまざまな分野の科学についての著書多数

保坂直紀[ホサカナオキ]
サイエンスライター。気象予報士。東京大学理学部地球物理学科卒。同大大学院博士課程(海洋物理学)を中退し、1985年に読売新聞社入社。科学記者として地球科学や物理などを担当。科学報道の研究により、2010年に東京工業大学で博士(学術)を取得。2013年に早期退職し、2017年まで東京大学海洋アライアンス上席主幹研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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きみたけ

63
著者はサイエンスライターで理論物理学者のマーク・テニー氏。数式の多い気象の本で学んだ人には深い理解を、豆知識的に気象に親しんだ人には「なぜ」の理由を。気象に関心をもつすべての人が、見上げた空や天気図の後ろにひそむ科学の物語を読みとるための一冊。コリオリの力やエルニーニョ現象など、身近な気象現象について勉強になりました。2023/08/17

こばこ

2
ちょっと流し気味に。かなり読み物的にチューニングされた、気象の教科書的な本。難易度は「一般気象学」ぐらいのところにあって、式も使ってない…から大体一般気象学ですね、というところ。一応新しさと写真が使われているところはこの本がまさっていて、元が英語なのでやや読みにくいかなというところでこの本が劣っている感じ?でしょうか。日本語を母語にする人で、導入のために読むなら一般気象学の方が、なんかいろいろ読んで他の表現で読みたいなと思う人はこの本も、という感じでしょうか。2020/04/07

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