スノーデン、監視社会の恐怖を語る―独占インタビュー全記録

電子版価格
¥1,540
  • 電書あり

スノーデン、監視社会の恐怖を語る―独占インタビュー全記録

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620324104
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日本はすでに完全な監視社会だ!ついに実現したスノーデン・インタビューの全貌。世界を覆う支配のネットワークを徹底的に暴露する。

内容説明

米国の世界同時監視システムの真実を告発して世界を震撼させたスノーデンに、日本人ジャーナリストが初の長時間インタビューを敢行。スノーデンの日本での工作活動の全貌、民間企業を抱き込んで行う通信傍受の実態、世論操作と市民運動破壊の方法、日米関係の不平等、監視と戦争の危険な関係…現代の恐るべき支配のすべてが明らかになる。

目次

序章 なぜ私はスノーデンをインタビューすることになったのか―日本のデジタル監視成立期を素描しつつ
第1章 たった一人の倫理的告発
第2章 危険を冒して真実を語る者―スノーデン独占インタビュー実現まで
第3章 「僕が横田基地でやっていた工作活動」―スノーデンと日本
第4章 「ターゲット・トーキョー」の衝撃―NSAの日本での謀報活動
第5章 監視はテロを防げるか―殺戮と監視の連鎖をめぐって
第6章 現代の監視はどこから来たか
終章 監視が未来を消滅させる―スノーデンのプライバシー論

著者等紹介

小笠原みどり[オガサワラミドリ]
1970年横浜市生まれ。ジャーナリスト。94年、早稲田大学卒業後、朝日新聞入社。社会部記者として住基ネット、監視カメラ取材などを牽引し、2004年退社、米スタンフォード大学でフルブライト・ジャーナリスト研修。カナダ・クイーンズ大学で日本の国民識別制度について修士号(社会学)取得。現在は同博士課程に在籍。報道の自由に関する記事、論考も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

78
「世界一のおたずね者」と呼ばれるスノーデン氏との対話を通して監視社会の怖さが読み取れた。共謀罪の審議でも問題になっていたどの時点からどのように監視するのか、この本にはもうすでに日本は監視社会になっているそうだ。至る所にある監視カメラや防犯カメラ、それに加えNシステムと呼ばれる「自動車ナンバー読み取り装置」これはどこにあるのかわからないそうだ。防犯の反面プライバシーも侵害しつつある。またクレジットカード、ポイントカード、銀行口座、納税状況などを紐付けすればかなりの情報が集まるはずだ。2017/06/03

tellme0112

13
もう少し早く読みたかった。映画見た後とかに。そうか、初めて日本語で日本人のために書かれたスノーデン本なのか。何故これが問題なのか、分かりやすく、鈍感な日本人向けに説明されていた。監視社会の話で、従軍「慰安婦」のこと、沖縄の基地のこと、話が広がるけど根っ子繋がってるよという話。さあ、あなたはどうしますか?と言われている。ジャーナリストの安田純平さん解放の速報が流れた日に読了。2018/10/23

GASHOW

7
監視社会になりそうだということではない。既に国家や企業による監視がされている。日本はいま戦争をしていないが、1914年には治安維持法では国民による監視がされていた。電子管理社会での電子監視は、人権も簡単に奪える。その想像ができればこの恐怖を感じることができる。刑務所におさまりきれない囚人が監視装置つきで施設の外で見張られているのと一緒だ。本書では、日本でもそうだったことを突き止めた筆者の話も面白い。2017/05/16

そら。

4
「隠すことがないなら恐れることはないだろう」このフレーズはナチスのプロパガンダからきている。プライバシーは何かを隠すためにあるものではない。個を守るためにある。自分の考えを作り出すために必要であり、信じるものを表現するまで他人の偏見や決めつけから回避して考える時間が必要。だからプライバシーは個の源であり大切な空間。 悪い事してないからべつに監視されても構わない。自分の行いがいいとか悪いとか全く関係ないことを理解してない。プライバシーがなくても構わないという人は表現の自由などいらないと主張してるのと一緒。2017/06/04

みさと

3
監視問題を追うジャーナリストがスノーデンの長時間インタビューを敢行。スノーデンの口からは恐るべき監視社会が進行している現実が語られる。 プライヴァシーがなければ自分を個人とは主張できないとのスノーデンの言葉を、想像力を持って受け止められるか。権力による個人の監視を我が身の問題として引き寄せ、監視によって民主主義と市民社会が蝕まれていくことに思いをいたすか。 問いかけが突きつけられている。2017/09/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11174092
  • ご注意事項