出版社内容情報
近年，日本の政治行政システムは大きく変わりつつあるが，現代の複雑な行政の実態を正確に理解し，その問題点を分析して改革の処方箋を書くことは容易ではない。本書では，とくに行政改革を支える新しい行政理論に焦点を当てて，行政現象を理解するための概念と分析枠組について平易に解説する。
１．｢行政」とはなにか？
２．行政国家の成立
３．行政学の発展
４．行政改革
５．現代の政府体系
６．内閣制度と政官関係
７．地方自治と分権改革
８．行政組織の基礎理論（Ⅰ）官僚制の理論
９．行政組織の基礎理論(Ⅱ) 現代組織論
１０．日本の行政組織と行政改革
１１．公務員制度と人事システム
１２．行政活動と政策
１３．政策過程
１４．政策の執行と評価
１５．行政責任と参加ー２１世紀の行政学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
catenaccio711
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「行政」の組織や活動について、歴史の流れを追いつつ主要な学説を参照しながら述べた概説書。流れがしっかりと伝わってくるような構成だったため、体系的な理解をする手助けになると感じた。行政組織（行政権の主体）に関しては憲法の統治部分を学んだときに見知った内容であったが、法制度の歴史についてはあまり知識がないので、きちんと頭の中においておきたい。2011/10/15
