アリババの猫がきいている

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アリババの猫がきいている

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784591165829
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

東京で一人でくらすイラン出身の言語学者アリババが飼い始めたペルシャ猫の子猫シャイフは、イランのバザールで福を招くと言われる長老族の猫で、人の言葉を解する猫だった。
あるとき、アリババは海外出張のため、友人で民芸品店を営む男性、石塚さんにシャイフを1週間あずけることに……。そして、初めて石塚さんの部屋にとまった夜、シャイフは民芸品たちと話ができることに気づく。
アフガニスタンで遊牧民の花嫁を乗せるラクダを飾るひも(ひも姉さん)、アフガニスタンの古都ヘラートで作られている吹きガラス(青いグラスくん)、イランのハチ飼いが使っていたミツバチの巣箱のふた(タイルばあさん)、ペルーのアマゾンの学校の先生が作った動物の人形たち(アマゾンのやんちゃたち)――遠い国からやってきた民芸品たちは、毎晩、順番に驚くべき身の上話を語っていく。
そして店にはイラン出身の少女ナグメや、日系ペルー人の少年タケルがやってきて……。

民芸品たちの波乱万丈の物語をきいた子猫シャイフが、彼らにつながる遠い国の人々を思い、民芸品たちに託された願いをかなえようとする姿が胸を打つ、異色のファンタジー!

内容説明

世界の民芸品が集まる店“ひらけごま”では、店主がねむりについたあと、遠い国からやってきたグラスや人形たちが驚くべき身の上話を語っていたのです。店にあずけられたペルシャ猫のシャイフも仲間に加わり、人と物との不思議な縁を結んでいきます…。

著者等紹介

新藤悦子[シンドウエツコ]
1961年、愛知県豊橋市に生まれる。津田塾大学国際関係学科卒業。トルコを中心に中近東に関するノンフィクション作家として活躍。児童書の仕事にも意欲的に取り組み、『青いチューリップ』(講談社)で日本児童文学者協会新人賞を受賞

佐竹美保[サタケミホ]
1957年、富山県に生まれる。優れた描写力と想像力で幅広いジャンルの作品の装画、挿絵を手がけ、第一線で活躍を続け、作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

59
イラン人のアリババさんの飼い猫シャイフは人の言葉がわかる猫。民芸店に預けられたシャイフは、そこで世界中から集められたモノたちの言葉を聞く。モノたちが語る想いとは…。舞台は日本だけれど異国情緒漂う雰囲気。作者の新藤悦子さんは中近東に 造詣が深いから、モノたちが語る異国の様子がリアルに感じられて楽しい。挿し絵は佐竹美保さん。2020/04/12

ぶんこ

54
由緒正しいペルシャ猫のシャイフは、イランのバザールでよい客を連れてくると言われる長老族の猫。何故かといえば、物の願いを聞くことが出来るから。そしてシャイフの言葉がわかる人間アリババはイラン出身の言語学者で日本在住。引きこもりがちなアリババが、ひょんなことからシャイフの飼い主となります。シャイフが民芸品店主のお気に入りの品々の願いを叶えていく様が微笑ましい。世界中を渡り歩く民芸品店主の優しさも秀逸で、読んでいるのが楽しい時間となりました。早く世界中を自由に動き回れるようになりますように。2020/06/05

帽子を編みます

50
図書館で目があいました。素敵な猫、チンチラシルバー!借りてしまいました。表紙の猫の名はシャイフ、イランのバザールの護り猫長老族の血を引く猫です。イラン、アフガニスタン、ペルー、エキゾチックな雰囲気が漂います。世界中のものが集まる民芸品の店、料理店。ものの来歴、本当はそこにいたかったのに流れ流れて日本に集まって来たものたち、シャイフが話を聞くことがきっかけとなって温かな出来事に集結します。小さなものから世界を感じることが、世界に関心を持つことが大切なのです。シャイフとアリババのその後もみたいと思いました。2022/03/07

chiaki

39
縁あってアリババの猫となったペルシャ猫のシャイフ。だが、主人の長期出張の間、世界の民芸品が集まる店『ひらけごま』に預けられることに。人のことば、モノのことばが理解出来るシャイフが、彼らの声を聞きながら縁を繋ぎ合わせていくのがとても面白い。『ひらけごま』に集められたタイルばあややひも姉さん、やんちゃな素焼きの人形、ヘラートグラスたちの身の上話はどれもドラマチックでイラン、アフガニスタン、ペルーに心旅させられます♡舞台は日本だけど、とても異国情緒溢れる1冊。これはかなり好みでした!佐竹美保さんの絵もさすが!!2021/05/28

たまきら

27
娘が表紙に一目ぼれして借りてきました。冬休みの音読の宿題をこの本にするというチャレンジ精神にほれぼれ。1章読んでくれたんですが、おもしろくてオカンフライング。言語学者であり猫の言葉までわかる40代の孤独なイラン人の男性と、商人に幸せをよぶ猫、そして小さなバザールのようなお店に来る人々と品物…。彼らを通じ、世界中の悲しみと喜びを感じられる一冊です。続きが読みたい!2020/12/30

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