ポプラ新書<br> 「つながり」と健康格差―なぜ夫と別れても妻は変わらず健康なのか

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ポプラ新書
「つながり」と健康格差―なぜ夫と別れても妻は変わらず健康なのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591158951
  • NDC分類 498
  • Cコード C0247

出版社内容情報

運動やダイエットの3倍の効果!人とのつながりが健康への近道。定年前に始めたい、最新科学に基づく健康習慣。運動やダイエットの3倍の効果!
人とのつながりが健康への近道。

イギリスでは「孤独担当大臣」が創設され、喫煙、飲みすぎ、肥満よりも、人とのつながりが私たちの健康に影響を与えることが明らかになりました。「つながり」が体、脳、心にどういう影響を与えるのか。また、家族、職場、地域など、毎日の生活でなにを意識していたら、健康で長生きできるのか。最先端の研究を交え、わかりやすく解説します。

〇 50代の人間関係で、老後に健康かどうかが決まる
〇 妻の幸福度は、夫の定年退職で低下する
〇 ほどほどの付き合いが、健康寿命を延ばす
〇 職場の人間関係に打たれ弱いのは、ホワイトカラーの男性
〇 配偶者との関係が悪いと、心疾患のリスクが39%アップ

村山 洋史[ムラヤマヒロシ]
著・文・その他

内容説明

イギリスで「孤独担当大臣」が創設されたように、食事、運動、喫煙よりも、人とのつながりが、私たちの健康に影響を与えることが明らかになっている。つながりが、私たちの体、脳、心にどういう影響を与えるのか。健康で長生きするために、日常生活でなにを意識したらいいのか。最先端の研究を交え、わかりやすく解説する。

目次

第1章 喫煙、飲みすぎ、肥満よりも、「つながり」が私たちの健康を決める
第2章 「つながり」は、私たちの体と脳を守ってくれる
第3章 地域の「つながり」も、私たちの健康を左右する
第4章 不仲な夫婦関係は、独身よりも体に悪い
第5章 同僚があなたの寿命を縮める
第6章 人生100年時代のつながり方

著者等紹介

村山洋史[ムラヤマヒロシ]
1979年三重県生まれ。2009年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(保健学博士)。東京都健康長寿医療センター研究所、ミシガン大学公衆衛生大学院を経て、15年より東京大学高齢社会総合研究機構・特任講師。12年日本公衆衛生学会奨励賞、15年公益財団法人長寿科学振興財団長寿科学賞を受賞。専門は、公衆衛生学、老年学。人々のつながりや地域の文化・風土が健康に及ぼす影響について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイスマン

20
「なぜ夫と別れても妻は変わらず健康なのか」というタイトルに惹かれて読みましたが、まんまと騙されたような(笑)。 夫婦間の話ではなく、あくまで「社会との繋がりと健康の相関関係」をデータで多く示しているに過ぎない。しかも相関関係と因果関係がゴチャ混ぜになっており、読んでいてスッキリしない。ごめんなさい、多分初めて(?)の批判コメントでした。 2019/08/13

isao_key

12
タイトルは扇動的だが、内容はソーシャルキャピタルと健康について多面的に考察した真面目で優れた研究書。本書でTEDのプレゼンでハーバード大学ロバート・ウォールディンガー教授の「人生を幸せにするのは何?最も長期に渡る幸福の研究から」が紹介されている。その中で導き出されたのは、1.社会的なつながりは有益であり、一方で孤独は命取りになる。2.大切なのはつながりの数や有無ではなくその質である。3.良い関係性は体だけではなく、脳も守ってくれる。また社会参加活動をしていないことは認知症の発症しやすさを41%上昇させる。2018/06/11

ののまる

10
おもしろかった〜〜2018/07/06

SGM

7
★★☆つながりと健康関連の本は読んでいたので、とくに目新しいトピックはなかった。斜め読み。エビデンス(科学的根拠)をもとに書かれており、文献もきちんと掲載されている(こんなのは当然のレベルなんだけど、一般書では記載がなかったりする)。超高齢社会の真っ只中、いかにつながりを作れるかというのは大切な気がする。とくに男性。しかしながら、つながりを作るのが目的になってしまってはよろしくない。健康で楽しく生きるためにつながりもひとつの要素であるということを忘れてはいけない。つながりハラスメントにならぬよう注意。2018/09/05

こたちゅう

4
仕事がらみで興味のある内容だったので、最後まで一気に読めた。確かに知ってる内容、よく言われていることも多く書かれているが、それを根拠となるデータと合わせて示している点が優れていると思う。一人で運動するより、運動を見ているだけでもみんなといるほうが長生きとか、飲み会でメタボとか、目からうろこの内容も多い。筆者は若い研究者のようだが(研究論文で評価された方が研究者としては幸せなんだろうけど)、もっといろいろ一般の人向けの面白い本を書いてほしいと思った。お薦め。2018/12/06

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