内容説明
グレーデルは、日本で最初に育成された国産第一号の介助犬だ。犬種はラブラドール・レトリバー、十七歳。大型犬の平均寿命は十二歳前後といわれるから、人間にたとえたらゆうに一〇〇歳を超えることになる。ギネスブックに申請しようかという声もあがっている、最長老の介助犬だ。これは、彼のユーザーである野口利男さんとグレーデルが、パートナーとして歩んできた十数年におよぶ道のりの物語である。
目次
第1章 めざせ、国産第一号の介助犬(盲導犬失格;介助犬への道 ほか)
第2章 二人と一頭、かけがえのない家族(つかの間の幸せ;Kさんがやってきた! ほか)
第3章 法律はできたけれど(お母さんの退院;野口さんの怒り ほか)
第4章 一生のパートナー、グレーデル(ささやかな引退式;マーブルの訓練 ほか)
著者等紹介
藤原嗣治[フジワラツグジ]
1946年生まれ。フォトジャーナリスト。「週刊文春」「女性セブン」「サライ」などの雑誌や書籍で、取材、写真、執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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