絵本のおもちゃばこ
赤いポストとはいしゃさん

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  • サイズ A4判/ページ数 35p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784591105160
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

「だいじょうぶ、ぼくがなおしてあげますよ」どんなときにもだれにでも、やさしいはいしゃさんは、そういいます。たとえそれが、よふけにきた山のおおきなくまさんでも、森のちいさなりすくんでも。そして、そんなやさしいはいしゃさんにポストがとどけてくれたのは…。

著者等紹介

薫くみこ[クンクミコ]
東京都生まれ。女子美術大学デザイン科卒業。『十二歳の合い言葉』(ポプラ社)で日本児童文芸家協会新人賞を、『風と夏と11歳』(ポプラ社)で産経児童出版文化賞を、『なつのおうさま』(ポプラ社)でひろすけ童話賞を受賞

黒井健[クロイケン]
新潟県生まれ。新潟大学教育学部美術科卒業。学習研究社幼児絵本編集部に入り、2年間絵本の編集に携わった後退社。フリーのイラストレーターとなる。絵本、童話のイラストを中心に活躍。1983年、雑誌「詩とメルヘン」に掲載した一連の作品で第9回サンリオ美術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

81
やさしいファンタジー。小さな町で開業している腕が良くて親切と評判の歯医者さん。離れて暮らす母親のことを思っているのですが、手紙を出すのは苦手。それがあることをきっかけに、手紙を書くのが楽しみになります。赤い丸ポストに声をかけて投函するのが日課になりました。ある晩、先生は亡くなった父親のことを思い出し、天国に手紙を出します。散歩の時に父が吹いてくれた草笛の音色を思い出しながら……。その返事を届けてくれたのは意外な友だちでした。2009年3月初版。2015/10/05

はる

68
これはいいです!優しくてあたたかい。山のふもとの小さな町にある歯医者さん。優しくて腕のいい先生はお母さんに手紙を出そうとするのですが……。先生と動物たちのやりとりが可愛くて微笑ましい。そして、亡くなったお父さんとの思い出も…。黒井健さんの絵が素晴らしい。2019/12/18

ぶんこ

45
優しい歯医者さんと動物さんや赤い郵便ポストとの温かい交流にほっこり。筆不精だった歯医者さんがお母さんへの手紙を出しに行ったポストで出会ったリスの親子をきっかけに、動物さんたちの歯を治療するのですが、その動物さんの名前がうふふとなります。絵が素敵なのも嬉しい。動物さんとの合作葉書をお母さんに出しているうちに、ポストさんも仲間入り。ポストさんがプレゼントしてくれたお父さんとの思い出シーンにはウルウルしました。「あきの夕日にてる山もみじ♪」この歌の良さを再認識させてもらえたのも嬉しい。2020/01/23

Willie the Wildcat

38
無欲の奉仕、愛情。そんな気持ちは、もれなく相手に伝わる。感謝。そして、奇跡へ・・・。あ~、とても心に響く”夕日”!一緒に遊んだ記憶がほとんどない、共働きだった私の両親。しかし唯一・・・、勝つつもりで挑んで負けた父親との短距離走。そしてキャッチボールをやったことがないはずの母親とのキャッチボール、が脳裏に浮かぶ。絵もとても温かく、特に赤いポストがいい味を出している・・・。ノスタルジックな気分を感じる。期待を超える一冊!クリスマス・シーズンにいいですね。2012/12/23

ゆか

25
お気に入りさんの感想を読んで。よかったです。山のふもとの小さな町の歯医者さん。ある日女の子とのお絵描きをお母さん宛の手紙に出します。その時に、りすの親子と知りあい、歯を治してあげたところから、動物と歯医者さんの交流が始まります。歯医者さんのお母さんと動物達とのやり取りが素敵です。ポストが見せてくれたお父さんとの思い出。そのポストが他のポストと交換された時にとった歯医者さんと動物達の行動。すべてが優しい物語でした。2019/12/23

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