文庫版怪盗ルパン
消えた宝冠

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591085301
  • NDC分類 K953
  • Cコード C8097

出版社内容情報

大金持ちの屋敷で名画などがなくなり、ついには公爵婦人の宝冠までが盗まれそうになる。いったい誰が? また、ルパンはどこに?

内容説明

大金持ちのグルネイ・マルタンは、まっ青になった。「明朝、ランバール夫人の宝冠をいただく」。怪盗ルパンからの脅迫状だ。おびえきったグルネイ・マルタンは二人の男性に厳重な警戒をたのむ。美しい侍女ソーニャに共犯のうたがいをかける名刑事ゲルシャール。それに対抗する、若くたくましいシャルムラース公爵。はたして、ルパンの手から宝冠を守りきることができるのか。

著者等紹介

ルブラン,モーリス[ルブラン,モーリス][Leblanc,Maurice]
フランスの推理作家、1864年生まれ。警察関係の新聞記者のかたわら、1892年夏から小説を書きはじめたが、あまり成功しなかった。1905年、雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編を発表。それをまとめた短編集『怪盗紳士』(1907)で、爆発的人気を博した。1941年没

南洋一郎[ミナミヨウイチロウ]
明治26(1893)年1月20日東京府西多摩郡に生まれる。本名池田宜政。青山師範卒業。『懐かしき丁抹の少年』(1926)で少年小説家として出発。『リンカーン物語』(1930)、野口英世等の伝記を池田宣政の名で、『吼える密林』(1933)、『緑の無人島』(1937)などの冒険小説を南洋一郎の名で書いて、多くの少年読者を得た。戦後は『怪盗ルパン全集・全30巻』(ポプラ社)が圧倒的な人気を得た。昭和55(1980)年7月14日没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

56
アイデアに乏しく出来が平凡な気がするが、ルパンシリーズに求めるスタンダードなことはちゃんとやってくれているように思う。畳み掛けるような逆転のラストはなかなかに痛快。2017/10/03

十六夜(いざよい)

10
この人がルパンの変装だろうな〜というのは、かなり早い段階で分かってしまうけれど、ルパンの大胆さが爽快。泥棒らしい展開でした。2015/01/01

科学の小鹿

3
警部の目の前でしょうたいをあかすなんて。でも、そんな意地悪なルパンっていいですね!2013/05/06

遠藤三春

2
面白かった。当たり前のようにゲルシャール部長刑事がルパンのライバルと書かれていて、あれ?そんなキャラいたっけと思っていたら解説に色々書いてあって良かった。そもそもこの巻はルブランと劇作家のクロワセットが合作した舞台劇をイギリスの小説家ジェプソンが小説化したものらしい。また刑事がガニマールじゃないのも当時パリの舞台興行を取り仕切っていたのがガリマールという人で自分に名前が似た人がルパンに笑い物にされるのが嫌だったとか。前巻での恋愛が何だったのかソーニャに惚れてるルパンをみて少し笑っちゃった。元気じゃねーか!2021/07/28

Azure

1
いかにもルパンという流れ。ガニマールがゲルシャールになった経緯が解説に書かれていたが、終盤のシーンなどは舞台で見てみたいなと思った。2021/10/24

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