出版社内容情報
第48回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」
内容説明
この絵本の舞台「あそび島」には、3歳から高校生くらいまでのひとたちがやってきます。「あそび島」では、子どもも大人もみんなまるごとでつきあっています。だから、ときにはぶつかり合い、ときにはものすごく心を揺さぶられる事件がおこります。そんな「あそび島」のできごとを、絵本にしました。
著者等紹介
柴田愛子[シバタアイコ]
1948年、東京に生まれる。保育歴30年。東京都の私立幼稚園で10年、幼稚園教諭を経験したのち、自主保育グループの保育者、保育雑誌の編集などの仕事を経て、1982年「子どもとつくる生活文化研究会」(寺内定夫発起人)の仲間3人で「りんごの木」を発足し、20年になる。子どもにかかわるトータルな仕事をめざし、現在15人のスタッフで活動している
伊藤秀男[イトウヒデオ]
1950年、愛知県に生まれる。1976年初個展以来、名古屋・東京はじめ各地で個展を開く。ガラス絵や凧絵も描く。数年間、子どもたちを集め絵を教えていたこともある。絵本『海の夏』(ほるぷ出版)で、第41回小学館絵画賞受賞。世界絵本原画展、90年代日本の絵本原画展、現代日本絵本原画中国展などに出品
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
105
エネルギッシュで男臭い絵本。けんかして、泣いて、家に帰って、ふて寝して、あやまられてもやっぱりイヤで、ギョウザ食べて、ようやく気が晴れてくるお話。あらすじを読んでみると、どうやら実在の施設で実際にあった話のようだ。2015/06/14
gtn
56
みんなに愛されているという安心さえ植え付けることができれば、あとは子供にお任せでいい。2020/09/23
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央と続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
50
園児に読み聞かせておきたい本。2018/07/19
かおりんご
45
絵本。喧嘩のあとのモヤモヤが、よくわかります!喧嘩に負けた悔しさも、お母さんが自分を置いて餃子を食べに行っちゃう寂しさも、妙に共感しちゃいます。2015/03/30
neimu
43
うーん、やっぱり男の子の世界かなあ。女の子だとこうはいかないかも。表紙が裏表紙とくっついていて迫力のある世界を作り出している。もちろん中の絵もすごい。ざらざらした砂のついた手足や、汗臭さ、涙で濡れたほほ、餃子の匂い、色んなものが具体的に胸に迫ってくる。一番の友達とケンカできる、そして、仲直りできる。そういう世界を持てる子は幸せだなあ。2013/01/16