内容説明
本書は、「グローバル」と「ローカル」の共振によって創り出される都市的世界のいまを、社会学的知のフロンティアに位置する公共性/公共圏、サステイナビリティ、ガバナンス、ジェンダー、シティズンシップなどの諸側面から問い直し、新たな都市創造の可能性とトランスナショナルに越境して再秩序化に向かう「グローバルな市民社会」への展望を拓く。
目次
越境と共存的世界―新たなる社会の尖端的現象の把握について
第1部 都市空間の変容とローカリティの形成(グローバリゼーションと都市空間の再編―複数化していく経路への視点;成長管理からサステイナブル・シティへ ほか)
第2部 都市の共存的世界とガバナンス(グローバル化と個人化のなかのソーシャル・ガバナンス;都市の親密圏/公共圏とケアの危機 ほか)
「グローバルな市民社会」と場所のナラティブ
著者等紹介
似田貝香門[ニタガイカモン]
1943年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授
矢澤澄子[ヤザワスミコ]
1942年生まれ。東京女子大学文理学部教授
吉原直樹[ヨシハラナオキ]
1948年生まれ。東北大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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