出版社内容情報
遺伝子情報を取り扱う現場での倫理的・法的・社会的問題を論じ、進化生物学等の知見と方法を用いて、法とは何かの問題を再検討する。
内容説明
本書は、法政大学ボアソナード記念現代法研究所の「法と遺伝学」研究チームの研究成果を公刊するものである。
目次
第1章 日本における遺伝看護とELSI
第2章 遺伝学・遺伝性疾患・遺伝カウンセリング―東京地裁平成15年4月25日判決と控訴審判決を手がかりに
第3章 個人の遺伝子情報の保護
第4章 科学研究と特許
第5章 クローンベビーとデザイナーチャイルド―21世紀国際社会における法・法政策・生命倫理の2つの課題
第6章 メディアから見た「法と倫理と遺伝学」
第7章 法とは何か―法はどこまで進化生物学・進化心理学で説明できるか?日本民法特に家族法を素材とした試論
第8章 倫理についての進化論的覚書
著者等紹介
和田幹彦[ワダミキヒコ]
法政大学法学部教授(民法、法と遺伝学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。