内容説明
北朝鮮の建国にソ連と中国はどのように関与したのか。ロシアの朝鮮史家が一次史料と独自の聞き取りをもとに北朝鮮の建国過程を詳細に跡づけ、東アジア冷戦史、さらには今日の朝鮮半島をめぐる諸問題に新たな光をあてる。
目次
第1章 一九四五~四八年の北朝鮮―ソ連の占領と国家の誕生
第2章 金日成、ある伝記の試み
第3章 一九四〇年代・一九五〇年代の北朝鮮指導部における分派
第4章 北朝鮮におけるソ連派の出現、一九四五~五五年
第5章 許哥誼―朝鮮労働党の忘れられた創設の父
第6章 八月の挑戦