サピエンティア<br> 文化を転位させる―アイデンティティ・伝統・第三世界フェミニズム

個数:
  • ポイントキャンペーン

サピエンティア
文化を転位させる―アイデンティティ・伝統・第三世界フェミニズム

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月28日 11時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588603143
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3336

内容説明

境界を越えた対話のために。西洋の女性が殴られると家庭内暴力といわれるのに、第三世界の女性が殴られるとなぜ文化のせいにされるのか。

目次

第1章 文化に異議を申し立てる―「西洋化」、自らの文化への敬意、第三世界フェミニストたち(母語で発話し、そして沈黙すること;歴史の重み―植民地主義、ナショナリズム、フェミニズム、「西洋化」 ほか)
第2章 「第三世界の伝統」に歴史性と政治性を取り戻すために―「コロニアリスト・スタンス」と現代のサティー論(宣教師の立ち位置の限界性―メアリー・デイリーの「インドのサティー」論における「コロニアリスト・スタンス」;「伝統」としてのサティー―植民地における伝統形成のポリティクス ほか)
第3章 クロス・カルチュラルなつながり、越境、そして「文化による死」―インドのダウリー殺人と米国のドメスティック・バイオレンス殺人を考える(フェミニズム運動、国内の文脈、フェミニストの取り組みが「できるまで」;クロス・カルチュラルな理解の試みが「ない」結果 ほか)
第4章 鏡の向こうの暗闇―使者・鏡・真の当事者という先入観(第三世界フェミニストと西洋の憂慮―「人類学的視点」との対決;「豊かな文化」による接近と「使者」の立ち位置 ほか)
第5章 文化を食べる―編入、アイデンティティ、インド料理(カレーを食べる、インドを食べる;インド人を取り込み、英国を食わせる ほか)

著者等紹介

ナーラーヤン,ウマ[ナーラーヤン,ウマ][Narayan,Uma]
インドに生まれ、8歳までムンバイで過ごしたあと、家族とともにウガンダに移住。14歳でインドに戻り、ボンベイ大学で学士号、プーナ大学で哲学の修士号を取得。米国に渡ってラトガース大学で博士号を取得した。現在はニューヨーク州にあるヴァッサー・カレッジの哲学科教授として社会・政治哲学やフェミニスト理論を教えている

塩原良和[シオバラヨシカズ]
1973年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。慶應義塾大学法学部准教授(社会学・社会変動論)

川端浩平[カワバタコウヘイ]
1974年生まれ。オーストラリア国立大学大学院アジア歴史・社会センター博士課程修了。Ph.D.(Asian Studies)関西学院大学大学院社会学研究科特任助教

冨澤かな[トミザワカナ]
1971年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員

濱野健[ハマノタケシ]
1978年生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府日本社会文化専攻修了。修士(比較社会文化学)。西シドニー大学(オーストラリア)人文学部博士課程在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瀬希瑞 世季子

3
まず帯の「西洋の女性が殴られると家庭内暴力といわれるのに、第三世界の女性が殴られるとなぜ文化のせいにされるのか」という文がとても鋭い。非西洋は時間の概念が考慮されず単一な文化、宗教によって統一された停止された空間として見なされてしまう。そこで起こる女性の抑圧は差別的な文化のせいにされ、そこで働いている歴史や経済の連動性が考慮されなくなってしまう。問題点がそこに絞られてしまうことによって、議論がその文化を賞賛するか否定するかといったものに限定されてしまう。2023/03/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/735516
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。