内容説明
叙事詩、ロマンスから“ノヴェル”へ。内部で諸ジャンルが角逐・葛藤するイギリス近代小説。小説草創期の作家たちが置かれていた文学的ミリューの復元を試みる。
目次
序論
第1章 小説の“起源”をめぐって
第2章 古代ロマンス/小説の翻訳
第3章 ロマンスの変容
第4章 ピカレスク小説再考
第5章 “ノヴェル”への胎動―“散文”の勃興(1)
第6章 “ノヴェル”のための技法―“散文”の勃興(2)
第7章 叙事詩、ロマンス、“ノヴェル”
著者等紹介
伊藤誓[イトウチカイ]
1951年、三重県に生まれる。東京教育大学大学院修士課程修了。京都教育大学、東京学芸大学、大妻女子大学を経て、1991年、東京都立大学人文学部助教授、98年、同教授、首都大学東京大学院人文科学研究科教授、イギリス小説専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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